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僕たちが入学してから、半年ほど経った頃。今日はSクラスとの合同授業らしい。合同授業とは言うが、どうせ相手の実力を見せつけられるだけなんだろうな。ああ、これだからSクラスは嫌なんだ。別にBクラスやCクラスで良かったじゃないか、わざわざ一番上のクラスの奴らに媚びへつらう必要なんかないだろうに。しかも今回はこの国でも屈指の貴族の子息もいると聞いた。面倒くさい。
ずっと僕は俯いていた。どうせSクラスに知り合いなんていないし。それならいつも通り隅っこにいる方が楽だ。
……と、思っていたのに。
ふと顔を上げると、少し先には何故かなかむくんが居て、そしてバチッと目が合った気がした。慌てて顔を伏せるも時すでに遅し。なかむくんはこちらに向かってずんずん近づいてくるのだ。
やばい、やばいやばいやばい。まずいだろこの状況は。というかなんでいるんだよ。Sクラスだからか。そういや彼はクラスを言っていなかったな。は？僕、入学初日にそんな人と友達になっちゃったの？やばすぎ。
頭でそうこう考えているうちになかむくんは僕の目の前まで来ていた。目を合わせられない。僕は地面に視線を落としながら話す。
「な、なかむくん、Sクラスだったんだね……」
「う、うん。えっと、黙っててごめんね？」
「別に、気にしてないけど……、僕と一緒にいていいの？」
「え、逆になんでダメなの？」
気まずい空気に緊張していたのに、彼のその一言で気が抜ける。彼が気にしていないのならどうでも良い。彼と関わっていても、僕の方には被害ないし。せいぜい媚びを売っていると思われる程度だ。
「いや、いいよ……。君がいいと思っているのなら……」
「そ、そう？」
そんなわけで、合同授業が始まった。
体育座りをして、楽しそうに魔法を使うなかむくんとその友達を眺める。僕たちDクラスの出番はない。まあ、そんなものだ。分かりきっていた。しばらく見つめていると、なかむくんに向かって飛んでいく光が見えた。誰かの魔法の流れ弾だろうか。彼は死角になって見えていないのか、焦る様子も見せずに先程と変わらぬ笑顔を浮かべていた。もう少しで当たる。そう思った途端、僕は無意識のうちに杖を手にして走り出し、彼との間に割って入って呪文を呟いていた。
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色彩 - ﾊｧｯ....!!一目惚れしましたはい、好きです(?)なんなんですか!!((お前がだよ))頑張ってください。 (2022年10月3日 16時) (
レス) @page9 id: ed0cf3b229 (このIDを非表示/違反報告)
あくあぱっつぁ(プロフ) - 最高です…😇 (2022年9月19日 19時) (レス) @page3 id: 718ffcc258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あび | 作成日時：2022年9月14日 7時
