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「ごめんなさいっ」
「はぁ？……あれ、お前あの家のとこの――」
「えー？うわ、マジじゃん！一人？」
……ああ、面倒そうなのに絡まれてしまった。僕だけじゃどうしようもないんだけど。どうしてこんな時にはぐれてしまったのか。いや、はぐれてしまったからこうなっているのか。
心の中で嘆きながらこの人たちの対応をどうしようかと考えていると、いきなり腕をグッと掴まれた。その手には力が込められていて、痛みを感じる。
「ちょっと！？」
「連れて行って脅せばいい金になんだろ」
汚い笑い方をしながら僕の腕をグイグイと引っ張る男。必死に抵抗するも、勿論僕にそんな力はなく、あっという間に連れて行かれそうになる。
恐怖が心を満たして、今度こそ涙が零れ落ちそうになる。誰か、誰か助けて、そう叫ぼうとするのに口から漏れるのは情けない声だけだった。
「あ、や…………っ、A……！」
ようやく絞り出たのはやはり彼の名前。自分が最も頼りにする、従者の名前であった。それと同時に僕の隣を風のように走り抜ける人物が見えた。その人物は僕の腕を掴んでいた男の顎に、華麗に回し蹴りを食らわせる。
「私のぶるーく様に手を出さないで頂きたい」
いつもより低く、唸るような声が鼓膜を揺らした。キッと男を睨みつける黒の瞳。彼は僕を守るようにして前に立つと、しばらく無言で男たちを警戒するように見つめていた。
男たちは怖気づいたのか、逃げるように背を向けて走り出す。目の前の彼はそれに安堵したのか、すぐさま安心したような表情をこちらに向けてきた。
「ぶるーく様、お怪我はないですか？痛むところは？どこを触られました？」
必死になって僕の体にペタペタと触れるA。僕はそれに気が抜けて、彼に抱きつくと同時に泣き出してしまった。
「こ、怖かったぁ……！」
「到着が遅れてしまって申し訳ありません、怖い思いをさせてしまいましたね」
子供をあやすように、優しい手つきで僕の背中を摩ってくれるA。僕はそれでますます涙が溢れそうになった。
――――
「ところで、勝手にいなくならないでくださいよ。どれだけ探したと思ってるんですか」
「うっ、ごめんなさぁい……」
――――
いつかちゃんとしたの書けるかもしれないネタの供養
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色彩 - ﾊｧｯ....!!一目惚れしましたはい、好きです(?)なんなんですか!!((お前がだよ))頑張ってください。 (2022年10月3日 16時) (
レス) @page9 id: ed0cf3b229 (このIDを非表示/違反報告)
あくあぱっつぁ(プロフ) - 最高です…😇 (2022年9月19日 19時) (レス) @page3 id: 718ffcc258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あび | 作成日時：2022年9月14日 7時
