7−1＝？ ページ7
いや、ね？
ここで賢い読者の皆様なら分かったと思うんだけど、お前今湖見てんだから睨んでんのお前だろーがよっていうね。
残念！！！とっくに顔はあげてます！！！
まぁ、顔をあげたら湖の端から誰か睨んでんだけどな！！！
あ、ふーん。
これは主要キャラと会って気に入られるというフラグですねふーん。
まぁ、普通ならこのまま話しかけに行くんだろうなぁ。
そこで、「貴方誰？」「……この俺に怯えぬとは面白い……お前、名は何という？」「私、A。よろしくね！」
みたいなイベントが起こるんでしょう。
だがな！！！こういうのは大体後々ヤンデレorメンヘラルートに突入するんだよ！！！！！
バーーーーーカ！！！！そんなのにはなしかけるわけねーだろがよ！！！
という訳ですることは一択。逃げます！！！！
ふはははは！！やっぱり逃げるのが一番だわ！！じゃあな！！
《5分後》
メッッッチャ走ったわ……
やっぱりヒロインすげーや。
3歳児とは思えない速さで走れた。
まぁ疲れる事は疲れるんですけどね！！！
とりま、一回状況を整理しよう。
まず、この世界は私が前世好きだった悪役令嬢ものの世界。
設定をなかなか凝ってて、ちょっとしか出てこないキャラの過去まで詳しく書かれている。
まず悪役側のヒロインの過去は、貧しいが愛してくれる家族と共に生活していて、15歳の時の内に秘められし魔力を調べる儀式で類稀なる魔力を持つことが発覚。
そこで前世の記憶を思い出し、あとは皆さんお馴染みの通りの性格になる。
このヒロインの類いまれなる魔力というものが、相手を想えば想うほど相手の能力が向上していくというものだ。
ここまで聴くとありがちだが、その向上の威力が半端ない。
例えば少し気になるくらいで、元々が伍級ほどでも一級になる。
この級というのは、魔術師のランクだ。
魔術師ってのは、魔法を使って国の警備やモンスターの討伐なんかに出かける人々のこと。
まぁ魔術師にもランクがあって、下から伍級、四級、参級、弐級、壱級、そして最後が零級。
伍は正直雑魚。一般人に比べたらそりゃあまだましだけど……ぐらいが五級。
四は普通。魔術師の中でも一番多い。たまに一般人に四級相当の人がいるかな？くらい。
参はなかなかすごい。人に威張れるくらい。参までくると、人口が10億程の事世界でも、およそ一万ほどしかいない。
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作者名：適当な松 | 作成日時：2021年1月14日 19時
