72．勝算 ページ7
勉強会を始め4日。ついに明日からはテスト当日だ。
『江見さんと天乃…私達って赤点回避出来そうですか？』
私は恐る恐る聞いた。
私自身成長してはいると思うけど，どうかは分からない。
em「…正直なところ8割程度でしょうか。国語等の問題によってはもしかする…かもしれません。」
…国語か。確かに英語の次に苦手だ。
でも，その他の教科はかなり可能性あり…ってことだよね！
sho「じゃあ，どうしたらその8割を10割に出来るんだ？
俺達はそうしないと意味がない。」
紗尾が聞く。
…確かにそうだ。絶対に赤点回避出来ないとこれまで頑張った意味がない。
em「では，今から言う事を絶対に守って下さい。」
em「本文を全部読んでから問題を解く。単語力を身につける。設問の答え方を抑える。この3つです。」
…？難しい言葉多くてちょっとしか分からない。
rbr「はぁ…今言ったこと全部理解できたか？これを理解できるようにすんのも単語力の一つや。」
『「！」』
em「はい。ロボロさんの言う通りです。」
なるほど！
会話や文章の中に出てきた言葉を理解できるように…みたいなことね。
em「シャオロンさんは古文・漢文は出来るので現代文や漢字，Aさんは逆に現代文が得意なので，古文・漢文の単語や仕組みを勉強しましょう。」
本当に江見さんは人のことを良く見てるな〜。
国語はあんま一緒に勉強してないのにすぐ得意不得意を見破っている。
em「私はシャオロンさん，ロボロさんはAさんに教えましょう。」
rbr「分かった。」
天乃に教わりつつ，古文・漢文を勉強し3時間。外はもう暗くなっている。
rbr「…もう暗いし終わろか。」
em「そうですね。」
私としてはまだ勉強したいのだがそうもいかない。
下校時間も迫ってきているし。
sho「A…明日頑張ろな！」
『もちろん！』
私は紗尾や江見さんと分かれて天乃と帰る。
天乃が「送ってくわ」と言ってくれたので，お願いすることにした。
『「…。」』
…やべ。何も話すことない。
『あ，天乃って頭良かったんだね！』
rbr「別に。普通や普通。」
その普通は私にとっての天才なんだけどなぁ…。
『流石絵人さんの弟！』
私がそう言うと天乃は足を止めた。どうしたのだろうか。
rbr「…うっさいわ。」
…え？
rbr「兄さんやなくて俺を見てよ…。」
『…天乃？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 356人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とれにあ(プロフ) - 猫狗さん» knさんには頑張ってほしいところ…！笑ありがとうございます！ (1月28日 13時) (
レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
猫狗(プロフ) - ...強く生きろ...knさん...続きニチャりながら待ってますね！ (1月24日 19時) (レス) id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - ひよこさん» ありがとうございます。そして，明けましておめでとうございます☺️ (1月2日 8時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします🙇 (1月2日 8時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 続編おめでとうございます！それからあけましておめでとうございます！！今年もよろしくお願いします！更新頑張ってください！ (1月1日 18時) (レス) id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とれにあ | 作成日時：2023年12月31日 9時
