【d!】ガラスの靴が割れた。 (ページ12)

今日:6 hit、昨日:23 hit、合計:1,366 hit

閉幕ページ12

???視点

俺の家のベットで静かに眠る彼女は，シンデレラではなく白雪姫のようやった。このまま永遠の眠りについてしまうのではないか。そう思わせるほどの儚さがある。

…白い肌。綺麗に伸ばされた金髪の髪。整った顔立ち。美しいスタイル。この体をウツに先に見られたのかと思うと，心底気分が悪い。でも…もう俺以外が見ることはない。

ア々…やっと捕まえた。俺だけのお姫様。ここまでどれだけ時間がかかったことか。
…ま，そんなことはもうどうでもええんや。
だってやっと，俺だけのものになったんやけん！

「…愛しとるで。永遠に。」

比喩などではない。俺の彼女への愛を伝え切るには，死ぬまででは足りないくらいや。

やから…永遠で居られたら。ずっと，ずーっと！気が病むほどに，狂いたくなるほどに一緒に居れたら…！
シンデレラは…Aは…！

俺に堕ちてくれるやろうか。

　 ―end―