spring.85 ページ38
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お兄ちゃんに無理やり家に入れられてから落ち着かなくて
お兄ちゃんと淳太くんはきっと望に会いに行った
どうしよう…お兄ちゃんが怒ってしまったら…
淳太くんがいるから大丈夫かな…
明日から完全に望との関係が終わってしまっていたらどうしよう…
悪いことばかりが頭の中を埋め尽くして
誤魔化すようにイヤホンをして大音量で音楽を聞いてそっと目を閉じた
「…ぉい」
「おいっ!!!」
ビクッ
「淳太くんっ」
淳太「お前なぁ!何回もノックしたし何回も呼んだんやけど!」
「ごめんごめん、音楽聞いてて気づかんかった(苦笑)」
淳太「まあええわ。今な、照史の部屋に望来てんで」
「え………え、お兄ちゃんと2人??!!大丈夫かな??……のぞむ……」
淳太「お前…お兄ちゃんの心配もしてやりぃよ笑」
「あ、ごめん…」
淳太「大丈夫やで。照史な、怒っとったけど望待ってる間に落ち着いてちゃんと話聞く言うてたわ」
「そっか…」
淳太「でな、照史が望と2人で話したいから言われて俺追い出されたんやけど、Aちゃんの話でも聞かせてもらおうかな?」
ニッコリ笑った淳太くんが頭をポンポンとしてくれた
「うん」
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作者名:みりん x他1人 | 作成日時:2020年4月26日 12時