僕の心が動き出した瞬間 16

768 過去と向き合うということ 13 ページ18

A side




Ｊ.Y.Ｐ「もう完成したのか？」


A「はい(笑)…」


Ｊ.Y.Ｐ「まだ締切まで半日以上もあるんだぞ(笑)？」




笑いながら私の横に座る代表…




A「こういうのはグダグダ書いてても仕方ないんです…」


Ｊ.Y.Ｐ「グダグダ書いても仕方ない…か…

ははは…君はホントに面白いな…

あれ？今日は表情も話し方もやけに明るいぞ？」


A「分かります(笑)？

まだ不安定な時もありますが…小説作りを始めたおかげでなんだか心の整理がついた気がします…

ホントにありがとうございました…

はいこれ約束の…」




A4サイズの紙で何十枚も印刷した…

さっき仕上がったばかりの小説を…
代表の前に差し出した…




Ｊ.Y.Ｐ「え？こんなにたくさん？」


A「はい(笑)…」


Ｊ.Y.Ｐ「でもこれは僕じゃなくてジニョンに…」


A「いえ…これでいいんです…」


Ｊ.Y.Ｐ「曲作りしないつもりか？」


A「まさか(笑)…もちろん作りますよ…」


Ｊ.Y.Ｐ「じゃあ何故？」


A「同じ小説を読んでも…感じ方捉え方は十人十色だと思うんです…

それって凄く面白くないですか？

だから他の人が作る歌も聴いてみたいというのか(笑)…」


Ｊ.Y.Ｐ「どうして僕(笑)？」


A「目標は出来る限り高く設定するものでしょ？

先に宣言しておきますが…代表には絶対負けません！

時間はかかるかも知れませんが…私には頼もしいジニョンさんがいますから…」


Ｊ.Y.Ｐ「ほほう…凄い自信だな(笑)…」


A「はい…それが私なんですよね(笑)？

さぁどうします？

代表はこの話に乗りますか？」


Ｊ.Y.Ｐ「フッそうだな…」




目の前に出されたばかりのコーヒーを…
ニヤニヤしながら味わう代表…




Ｊ.Y.Ｐ「僕は売られた喧嘩は買う主義なんでね…

面白い…やってみよう…」


A「そうこなくっちゃ(笑)…」




代表とガッチリ握手をした…




Ｊ.Y.Ｐ「その感じだとジニョンと上手くいってるみたいだな？」


A「はい…」


Ｊ.Y.Ｐ「じゃあもう…」


A「ヤだ何想像してるんですか？

私達の関係はまだ何も変わりませんよ…」


Ｊ.Y.Ｐ「それでいいのか？」


A「はい…これが今の一番の選択なんです…

お互いを信じる気持ちは前よりずっとずっと強くなってるので私達はきっともう大丈夫…」

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