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A side
ＪＢ「
みんな…引き揚げるぞ…」
ヨナの手を引っ張りリビングを出るＪＢさんに続き…
残ったＧＯＴ７メンも次々に部屋から出て行ってしまった…
広いリビングに二人きり…
互いの…
鼻をすするズーズーという音だけが部屋中に響き…
さっきからずっとお通夜のような重い空気が流れている…
あぁやっぱり…
ジニョンさんは泣いている…
私も辛いけど…
ジニョンさんも辛いんだ…
なのに私…
A「ジニョンさんあのね…」
ＪＮ「ちょ…ちょっと待ってて…」
顔を背けながら慌てて立ち上がり…
足早にキッチンへと歩いて行った…
ジャージャーと流れる水の音が聞こえ…
そしてすぐに戻ってきた…
あ…
前髪が濡れている…
ジニョンさんは泣き顔を見られたくなくて…
顔を洗ってきた様だった…
ＪＮ「はいこれ(笑)…」
微笑みながら…
いつもの様にすぐ横に座って私を抱き寄せ…
隠し持っていた冷えたミネラルウォーターを私の頬に押し付けた…
A「ひゃっ冷たっ…」
ＪＮ「喉…渇いてんでしょ？」
どんな風にジニョンさんに話を切り出されるのかと…
不安で胸がバクバクしていたのに…
この予想外の展開に一気に緊張の糸がほどける…
A「もうジニョンさんってば…」
涙が静かに頬をつたう…
ＪＮ「ほらまた泣いた(笑)…」
A「こんな気の利いたことするからだよぉ…うぅぅぅ…」
ジニョン「ホント…手のかかる子だ…よしよし…」
頭をなでなでされながら…
ゆっくり時間をかけて喉を潤した…
A「ふぅ…」
ＪＮ「ちょっとは落ち着いた？」
A「うん…ゴメンね…
私…記憶を取り戻してからずっと圭の事ばかり考えてた…」
ＪＮ「謝らなきゃいけないのは僕の方…
僕こそゴメン…
今のAを素直に受け入れられなくて…
Aがあまりに幸せそうに圭さんの事を話すから…
僕の方がもっともっとAを幸せに出来るのにってそう思ったら悔しくてイライラして…ははは…」
スッと私の左耳にジニョンさんの唇が近付く…
ＪＮ「それくらい僕は真剣にAの事を考えてる…
Aを愛してるんだ…」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2018年1月9日 19時
