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A side
ジニョンさんの体から漂う…
懐かしい圭の香り…
目を閉じ…
その香りを軽く吸い込むだけで…
圭との思い出が甦ってくる…
黒猫を保護してくれたお礼がしたいと急にドライブに誘われ…
片道２時間をかけてスイーツだけを食べて帰って来た日のこと…
友人の披露宴で歌を歌うから練習に付き合ってと強引にカラオケに連れていかれ…
結局…
声が枯れるまで最後まで歌い続けていたのは圭ではなくて自分だったという日のこと…
甦る圭との思い出は…
知らない人からすればホントどーでもいい事ばかりだったけれど…
こんな他愛もないありふれた日常こそが…
私が求めていた最高の幸せだったんだと…
今更ながらに実感して…
悔しくて涙が溢れた…
これから先…
私はどうやって圭の死と向き合っていけばいいの？
ジニョンさんとは？
あぁ分からない…
私は…
自身の不安定な心をなだめる為に…
ただひたすら圭との思い出を語り続けた…
どれくらいの時間が経ったのかは分からないが…
乾いた喉を潤すために…
テーブルの上の未開封の缶チューハイに手を伸ばした瞬間…
今まで静かに聞いていたジニョンさんが突然…
怒り口調で声を張り上げた…
ＪＮ「だーかーら！
もうお酒はダメだってゆーのいい加減分かんないかな？」
ジニョンさんはすぐ…
私の手が届かない所まで缶チューハイを動かした…
A「どうして？
だって今すっごく喉乾いてるんだよ？」
ジニョンさんの言葉につられ…
私の声も自然と大きくなる…
ＪＮ「もう…今のAにお酒は必要ない！
飲みすぎだって認識ない？
Aはほんっっっとバカだよね！」
ＪＢ「まぁまぁまぁ…」
ＪＢさんが苦笑いしながら…
興奮気味のジニョンさんをなだめている…
ＪＮ「Aの喉が乾いてるのは…人の気も知らないでこんな短時間に圭さんとの思い出を一気に話すからでしょ！」
普段穏やかなジニョンさんが…
私に対して声を荒げたことでざわつき始めるＧＯＴ７…
ＪＮ「それに！
みんなもいつまでここにいるんだよ？」
ＪＳ「お前何言ってんだ？」
ＪＮ「みんななんでそんなにお節介なワケ？
こーゆーの…有り難迷惑ってゆーんだよ！
これは僕とA…二人の問題なの！
ねぇ分かった？
理解出来たらすぐにここから出てってくれよ！！」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2018年1月9日 19時
