705 今度の休暇 3 ページ5
A side
次の言葉を考えてる途中に…
ジニョンさんの白い手が頬に伸び…
そのまま唇が覆い被さってきた…
ＪＮ「A何度言ったら分かる？
誘うような目で見つめられたら僕は我慢出来ないって言ってるでしょ(笑)？」
A「全然誘ってなんかないよ…
ジニョンさんのバーカ…」
ＪＮ「ははは…」
A「ジニョンさんこそ…
ドラマに出てくるヒロインの恋人のようなとろける様な眼差しでずっと私を見てたじゃん？」
ＪＮ「ハハハ…そんなことないない…」
A「そんなことあるもん！
そっちの方がむしろ誘ってたね！」
ＪＮ「ま…いいじゃん(笑)…
僕はAとキスするのがただただ大好きなの…
Aも同じでしょ？」
A「ま…そりゃ(笑)…
じゃさっきの続き…
うちのお父さん…大阪の商社で営業してたから外国の商談相手に観光案内なんかもしてたんだよ…」
ＪＮ「へぇそうなんだ…」
A「だからジニョンさんのご両親に喜んで貰える様な旅行プランをすぐ考えてくれるよ…
毎日…おじいちゃんの横で常連客と雑談してるだけだから全然時間にも余裕あるし…」
ＪＮ「そんな事言っちゃダメでしょ？
常連客と会話するのは大事な事だよ…
でもいいこと聞いちゃった…
じゃ旅行プランはお父さんと相談しながら決めてくよ…」
A「うん…それがいいと思う…」
ＪＮ「じゃこれで今日はおしまい…
Aおやすみ…」
またジニョンさんに甘いキスをされ…
そして明かりが消えた…
ジニョンさんに腕枕されながら…
目を閉じ無言のまま時間が過ぎる…
A「ジニョンさんまだ起きてる？
あと少し…このままでいいから私の話を聞いて？」
ＪＮ「ダメだよ絶対…」
A「まだ何も言ってないよ…」
ＪＮ「Aが言いたい事くらいすぐ分かる…
分かってるんだ…
旅行の話くらいじゃ…思い出探しの話が帳消しにならない事くらい…」
A「ジニョンさん…」
ＪＮ「分かった…
もういいよ…無理しないって約束できるなら…
それと…」
A「それと？」
ＪＮ「もし旅行前に記憶を取り戻してしまって…僕と一緒にいるのが辛くなったとしても…
変わらず僕とこうやって過ごして必ず旅行に行くって約束してくれる？」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2018年1月9日 19時
