704 今度の休暇 2 ページ4
A side
ＪＮ「で…どこ行きたい？
やっぱねずみがいる夢の国？
それともバナナの妖精がいるとこ？」
どんどん顔を近付けてくる…
A「近いってば(笑)…」
ジニョンさんの顔を両手でグッと押し返す…
ＪＮ「だってここ重要なとこだよ？
どっち派なのかちゃんと確認しとかないと…」
A「ジニョンさん…私はね…」
ＪＮ「うんうん…」
私の手を払いのけ…
また顔を近付けてくる…
A「ジニョンさんと一緒ならどこでもいい…
わざわざ人目の付くとこには行かない方がいいと思う…」
ＪＮ「で？」
A「普段ご両親と離れて暮らしているんだし…
ご両親が喜びそうなとこ探そ？」
ＪＮ「おぉさすが(笑)…」
ジニョンさんはにっこり笑って…
私を強く抱きしめた…
A「く…苦しいよ？」
ＪＮ「あぁごめんごめん…
母さん達の事を一番に考えてくれたから凄く嬉しいんだ…
Aありがとね…」
A「いえいえそんな…」
ありがとうと言われて素直に照れる…
A「あ…だったら…
ううん…なんでもない…」
ＪＮ「何か思いついたんでしょ？
いいよ…話して…」
A「でも…」
ＪＮ「大丈夫だよ…」
A「上書き出来ないかなって一瞬思ったの…
ごめん忘れて…」
ＪＮ「上書き？」
A「うん…
わざと圭とデートに行った場所を辿って…ジニョンさんとの思い出を上書きしたら清算できるかな？
なんてね(笑)…」
ＪＮ「でもそれってまだ…」
A「うん…
まだなにも思い出せてないのにそんな事出来るワケない…
ホントごめんなさい…
私ってなんてバカなんだろ(笑)？」
申し訳なくて…
ジニョンさんに背を向け丸くなった…
ＪＮ「A…」
ジニョンさんはまた…
優しく包み込む様に抱きしめてくれる…
ＪＮ「ごめん…僕の方こそ…」
しばらく…
無言のまま時間だけが流れた…
早く…
私の方から話を切り出さなきゃ…
再びジニョンさんの方に寝返り…
じっと目を見つめた…
A「あのね…」
ＪＮ「ん？」
A「ええっと…」
とろける様な優しい眼差しに…
一瞬ドキッとする私…
A「行き先決まってないならうちのお父さんに相談したら？」
ＪＮ「で(笑)？」
A「で？んーとんーと…」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2018年1月9日 19時
