720 クリスマスイブ 11 ページ20
A side
代表「復帰を楽しみにしてるよ…」
A「はい…では失礼します…」
深々と頭を下げて…
ビルから出てきた…
あぁ寒い…
たった徒歩５分だと思って…
コートも羽織らず仕事着のまま店を飛び出してきた私…
私ってホントバカ…
A「うﾞうﾞうﾞぅ…
さ…さむっさむっ…さっむーい！！」
あまりの寒さに力が入り…
ドスの利いた低い声で叫ぶ私…
ＪＮ「ぷっなんだよそのおっさんみたいな声？
ビルから出てきて第一声がいきなりこれってどうよ(笑)？」
A「え？」
すぐ後ろから…
何故かジニョンさんの声…
えっ？どうして？
振り向くより先に…
後ろからふわっと包み込まれる…
A「え？え？」
ＪＮ「え？え(笑)？」
A「ジ…ジニョンさん？」
ＪＮ「ジ…ジニョンさん？って…
他に誰がいるんだよ？」
A「だってこんなとこにジニョンさんがいるなんておかしいから…」
ＪＮ「だから油断してさっきの声(笑)？」
A「も…もううるさい…
仕方がないじゃん？
あり得ない位に寒いんだもん…」
ジニョンさんの手を振りほどく…
ＪＮ「さ…帰るよ(笑)…」
A「もしかしてずっとここで待っててくれてた？」
体を１８０度くるりと回され…
ジニョンさんと向かい合った…
ＪＮ「なんでいるんだ？って顔してる…」
A「ねぇどうして？」
ＪＮ「そりゃ仕事が早く終わったからでしょ…
でなに？その不満そうな顔は？」
A「べ…別に…」
ＪＮ「急いで帰ってきたんだよ…マネヒョンを急かして…」
ジニョンさんは…
自身の首に巻いていたマフラーを素早くほどくと…
私の首にぐるぐる巻き始めた…
ＪＮ「でも店に行ったらAは学校に行ったっきり戻って来ないって言うし…
ぷぷっ…あぁだめだこれは(笑)…」
身に付けていたロングコートを私に羽織らせようとしたが…
私の身長が低すぎ裾が地面に付いてしまったのを見て…
笑い続けるジニョンさん…
A「もうバカにし過ぎだよ…」
ＪＮ「ごめんごめん(笑)…」
笑いながらロングコートを羽織り直し…
バックハグをしながら…
コートで包み込んでくれる…
ＪＮ「これならいいでしょ？」
A「うん…」
ＪＮ「よし！これで店まで帰るよ…」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2018年1月9日 19時
