717 クリスマスイブ 8 ページ17
ジニョン side
ＪＮ「みんな…悪いけど集まってくれないか？」
クリスマスイベントの1部は滞りなく終わり…
残すは最終部のみ…
あと３０分で最後の公演が始まる…
その前にちゃんと話をしておかないと…
ＪＮ「Aの事なんだけどさ…」
ＪＳ「突然なんだ？」
ＪＮ「今夜…Aは無くした記憶を取り戻す…」
ＭＫ「なんでお前にそんな事が分かるんだよ？」
ＪＮ「今夜…駅に行くんだ…」
ＹＧ「駅？」
ＪＮ「そう…駅に行く…
事故現場でもある駅に出向くことがAにとってどれくらい難しくて苦しい事なのか…
みんなにも理解出来るよね？」
ＢＭ「もちろん…」
ＪＮ「今まで一度だって行けなかったくせに…８ヶ月が過ぎた今…いきなり駅に行くって言い出して…」
じっとしてられなくて…
意味なくスマホをいじる…
ＪＮ「今日で思い出探しを終わらせるつもりで駅に行くんだと思う…」
ＹＧ「いや待って？
まだAさんを駅に行かせるのは危険じゃない？」
ＪＮ「そうなんだよ…
しかも今日は仕事が早く終わるから僕も一緒にって言ったのに上手くはぐらかされてさ…」
ＪＳ「宿舎で常にお前にべったりのAが一緒に行くのを拒むなんてなんかおかしくねぇか？」
ＪＮ「実は…少しでも不安があるならまだ駅には行かない方がいいって…
前に念押しした事があるんだ…
もしかしてそれを気にしてるのかも知れない…」
ＹＧ「ハァそれはヒョンが悪いね…」
ＭＫ「何でそんな
不安なんか消えるワケないだろ？」
ＪＮ「だね…ホント反省してる…」
朝…Aから渡されたクッキーを…
袋から取り出し口に入れた…
ＪＮ「あぁ美味しい…
ま…Aがうんと言わなくても…僕の代わりにヨナさんが同行してくれるし…
連絡を取りながら最終的にはどこかで合流するつもりだけどさ…
ただ問題はその後…
もしそこでホントに記憶を取り戻したとしたら…」
ＢＭ「そうだね…僕達も色々考えなきゃいけないかも…」
一気に空気が重くなる…
ＪＮ「みんなはこれからどんな風にAと向き合ってく？
どうすれば上手くいくのかな？」
全員「…」
ＪＮ「もう答えを出さなきゃいけないんだ…
みんな僕に力を貸してくれないか？」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2018年1月9日 19時
