716 クリスマスイブ 7 ページ16
ヨナ side
カウンター席に…
二人並びで遅めの昼食…
ヨナ「ねぇ？いっこ聞いていい？」
A「ん？なに？」
ヨナ「どうして今日にしたの？」
A「イブだから…かな(笑)？
クリスマス用のクッキーを作っててふと思ったの…
恋人と過ごす大切な日だからこそ…過去としっかり向き合うべきなんじゃないのかって…」
ヨナ「気持ちは理解出来ないこともないけど…無理に思い出す必要なんて無いんじゃない？」
A「うん分かってる…
こんな風に考えてる私をジニョンさんが心配してる事も…」
ヨナ「だったら…」
グラスに入れた冷水を…
一気に飲み干すA…
A「ジニョンさんはいつも私だけを見てくれてる…
だから私もちゃんとその気持ちに応えたいの…
なのにいつも圭との思い出が私達のジャマをする…
どれだけ沢山のキスをして抱きしめられてもだよ？
もうこんなのヤなの…
だから今夜駅に行く…
過去に向き合うのが辛くても記憶さえ戻れば次に進めるから…」
ヨナ「そっか分かった…
じゃ私…上手くいくようにAを全力でサポートするよ…」
A「ヨナありがと…」
いきなり私の左頬に…
Aからキス…
ヨナ「ちょ…ちょっと？
何でいきなり私にキスすんのよ(笑)？」
A「え？
嬉しくて我慢出来ない時はキスしてもいいって…」
ヨナ「それ誰が(笑)？」
A「誰ってジニョンさんが…ああ！」
ヨナ「それはジニョンくんとA…二人だけのルールでしょ(笑)？
私はジニョンくんじゃないんだけど？
はいはいごちそうさま(笑)…」
A「ははは…」
ようやく…
賄いのカレーを食べ始める…
A「私ね…あの時と全く同じ格好で駅に行こうと思ってる…」
ヨナ「そっか…」
A「朝ジニョンさんが一緒に行こうって言ってくれたんだけど…ちゃんとした返事はしてないんだ…」
ヨナ「どうして？
一緒に行けばいいじゃん？」
A「だって圭に貰ったピアスと指輪をするんだよ？
ジニョンさんに申し訳なくて見せられないよ…」
なるほど…
そういうことか…
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2018年1月9日 19時
