673 ふたりの距離感 9 ページ23
A side
ＪＮ「おいベム…
Aの前でそんな事言うなよ…」
A「その通りなんだからベムくんを叱らないで…」
ＪＮ「だけどさ…」
ジニョンさんは…
ベムくんを睨み続けている…
ＢＭ「気遣いが足らなくてごめんなさい…」
A「ホントの事だもんね…」
ＪＮ「だとしてもだ…
もっとAに気を遣えよ…」
ＢＭ「うん…」
沈黙のまま…
暫く時間が流れる…
突然…
肩に腕を回され…
皆が見てる前でジニョンさんの胸に引き寄せられる…
A「ひゃっ？」
ＪＮ「ごめん…びっくりさせちゃって…」
見つめられながら…
私の頭をなでなでしてくれる…
ＪＮ「でもさ…どんなに辛くてもAの事がどうしようもなく好きになっちゃったんだもん…
こうしてくしか方法がないなら…とことんやりきるしかないでしょ？」
ＭＫ「ジニョン…」
ＪＮ「僕がやけに機嫌悪くて暗そうにしてたら…そういう事なんだなって察して…」
ＢＭ「ヒョン…」
ＹＪ「あのさ…横でずっと聴いてて思ったんだけど…
Aさんは婚約者さんの顔も全く覚えてないの？」
A「うん…」
ＹＪ「写真とか残ってたでしょ？」
A「それが全然見つからなくて…
落ちた時の衝撃で完全に壊れてしまったスマホの中にしか…彼の写真を保存してなかったみたいなの…
ホント馬鹿よね…」
ＹＪ「そっか…」
ＪＮ「そういえばさ…店に置いてあった婚約者を描いたスケッチブックの中…Aはまだ見てないの？」
A「うん…」
ＪＮ「今どこにある？」
A「ジニョンさんの部屋の中…」
ＪＮ「どうして？」
A「心に整理がついたら…中…見てみなさいっておばあちゃんから渡されたんだけど…一人で見るのが怖くて…
でもジニョンさんと一緒なら見れるかなって…」
ＪＮ「そっか分かった…
ちょっと待ってて…」
ジニョンさんは…
慌てた様子で通用口に走って行った…
ＭＫ「僕達も一緒に見てもいい？
たくさんいた方が心強いでしょ？」
ヨンジェくんもベムくんもユギョムくんも…
みんな笑って頷いてくれている…
A「みんなありがと…」
すぐにジニョンさんは…
スケッチブックを手に持って戻ってきた…
ＪＮ「準備はいいかい？」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年11月6日 21時
