668 ふたりの距離感 4 ページ18
A side
ＪＮ「嫌ならいいんだ…
でもさ…この部屋…Aの為に沢山家具も入れてベッドも思い切ってダブルにしちゃったし…
だからここに一人きりで寝るなんてさ…
とっても寂しいよなって…」
飲み干したビールの缶を…
意味なく潰し始めるジニョンさん…
『いいよ』と素直に返事をしても良かったけれど…
少し弱気になっているジニョンさんをからかいたくて…
わざと焦らす作戦に出てみる…
A「うーんどうしよっかなぁ(笑)？」
ＪＮ「一緒に寝てくれないの？」
真顔で目を見開いて…
びっくりした顔でこちらを見ている…
A「共同生活がスタートしたばかりだよ？」
ＪＮ「最初が肝心だって言うじゃん？」
A「最初が肝心だからこそ今日はあっちで寝た方が…
だって今日一緒に寝ちゃったら毎日一緒に寝なきゃいけなくなっちゃうし…」
ＪＮ「毎日…一緒に寝たらいいじゃん？
僕は全然構わないよ…」
A「ジニョンさんはそれでいいかも知れないけれど…私はそうじゃないから…」
ＪＮ「いや…Aも一緒だって…」
今にも泣きそうなジニョンさん…
ははは…
もうこれ位にしておかないと…
A「う・そ(笑)…
大丈夫…最初からそのつもりだったから…」
ＪＮ「そっか…そうだよね…
あぁびっくりした(笑)…」
苦笑いをしながら胸を撫で下ろした後…
その手で私の頭をなでなでしてくれる…
ＪＮ「よし…Aはいい子だ(笑)…」
A「ちょっと！
私の方が一個上なんだよ？」
ＪＮ「そうだっけ？
ちっちゃいから僕よりずっと年下かと思ってた(笑)…」
A「はぁ…」
ＪＮ「そんな呆れた顔しないで…
なでなでされるの嫌いじゃないくせに…」
A「…」
ＪＮ「じゃ好きか嫌いかで言ったら(笑)？」
A「それなら『好き』に決まってる…」
ＪＮ「ほら(笑)…
さ…歯みがきしに行くよ…」
ジニョンさんはサッと立ち上がると…
私の目の前に手を差し出してくれる…
こういう何気ない紳士的な気遣いが…
ジニョンさんの魅力的なところ…
胸がキュッと締め付けられる…
**私やっぱジニョンさんが好きだ**
A「うん…」
手を引っ張られて立ち上がり…
ジニョンさんに寄りかかりながら部屋を出た…
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年11月6日 21時
