592 付き合うの定義 3 ページ42
A side
A「ゴメンね…
いつまで経っても無くした記憶を思い出せないから…」
ＪＮ「それは言わない約束でしょ？」
これ以上私が話せぬよう…
人さし指と親指で唇を摘ままれた…
ＪＮ「僕ってやっぱ変？
こだわり過ぎ？
そもそも付き合うの定義って一体なんなの？
ホントはこの中途半端な状況にうんざりしてる？
やっばり今…付き合おうって言おっか？」
A「ぷっ…」
ＪＮ「なんで笑うの？」
A「だって(笑)…
言葉がなくてもこれまでのジニョンさんの態度を見れば一目了然…」
ＪＮ「例えば？」
A「そうね…
例えば短期間で新宿舎への引っ越しを決めちゃうとことか？」
ＪＮ「ああそれは…
早くしないとオーナーさんが心変わりしちゃいそうだったから…」
A「それならただ単に引っ越しするだけで良かったじゃない？
なのにジニョンさんったら…店だけでなくヨナまで巻き込んじゃうし…」
ＪＮ「それは丁度…家政婦も僕達の食事管理をしてくれる店も欲しかったから…」
A「そんなタイミング良く…しかも簡単に進む話じゃない…
なのにそれがあっという間に現実になるし…
Sunny cafeが抱えてた問題まで全て解決させちゃって…
私をただの女友達としか見てないなら…こんな大がかりで体力を使う様なことするワケない…
ね…そうでしょ？」
ジニョンさんが…
クックッと息を殺しながら笑っている…
A「この休みの間に…ジニョンさんにすっごく大事にされてる事を実感したの…
だからわざわざ言葉にして貰わなくても全然平気だよ…」
ＪＮ「ふ〜ん…」
ジニョンさんの顔が近づいてくる…
ＪＮ「気持ちが抑えられなくなる様な事をさらっと言っちゃってさ…
僕どうしたらいいの？」
A「な…何？ここは宿舎だよ？
ダメだってば…」
ＪＮ「ほっぺに軽くチューするだけだから…」
A「で…でも…」
ＪＮ「ほら早く目を閉じて…
すぐ終わらせるから…」
A「えっでも…」
納得したワケではなかったけれど…
ほっぺにと言われて素直に目を閉じる…
ＪＮ「はい…
Aの負けー僕の勝ちー」
そう言われてすぐに…
頬でなく唇を塞がれてしまった…
もう…
ホント…
ジニョンさんってズルい…
でも…
こんな風にいつもドキドキさせてくれる…
ジニョンさんがたまらなく好き…
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年8月4日 21時
