578 僕達の宿舎へようこそ 4 ページ28
A side
すれ違いざま…
凄い目力で睨み付けられ足が動かなくなる…
ヤだ…
ホントに怖い…
女性はすぐ手で顔を隠し…
マネージャーさんに引きすられなから離れていく…
私達は心臓をバクバクさせながら…
ヨナと縦1列に連なって足早にエレベーターを目指した…
エントランスではまだ…
女性の叫ぶ声が聞こえている…
ＪＮ「二人とも大丈夫？
何ともない？」
A「うん…」
ＪＮ「今…エレベーター近くに誰かいる？」
A「ううん…
誰もいないよ…」
ＪＮ「よし…
じゃそのエレベーターに乗って…」
急いでエレベーターに乗り込み…
行き先ボタンを押すとすぐドアが閉まる…
ふう…
もうこれで安心だ…
そう思ったのに…
あと少しで閉まるというタイミングで…
またドアが開いた…
誰かが入ってくる…
ＭＧ「はぁはぁ…
何とか間に合った…」
あぁよかった…
マネージャーさんだ…
全力で走ってきたのか…
エレベーターの壁にもたれ掛かりながら息を整えている…
ＭＧ「はぁはぁ…
いきなり嫌なもん見せちまったな(笑)…」
ヨナ「ね…」
A「あの
ＭＧ「だろ(笑)？
まぁこんなのしょっちゅうだから気にすることはない…」
いやいや…
気にするに決まってるでしょ(笑)？
ＭＧ「エレベーターが開いたらすぐ右へ歩いて行って…
突き当たりが宿舎だ…」
A「はい…」
ＭＧ「俺はさっきの女がちょっと気になるから…下に戻ってしばらく様子を見るわ…」
A「はい…
気をつけてください…」
チーン
音と共にエレベーターが開く…
ＭＧ「さぁ行って…」
A「はい…」
指示通りに…
台車を押しながら右へと歩いていく…
そして…
あと１メートル…
それ位のところで…
１番奥の部屋の玄関ドアが開き…
スマホを耳にかざしたジニョンさんが…
ヒョコっと顔を出した…
ＪＮ「よく来たね…
さぁ中に入って…」
ジニョンさんに温かく迎えられ…
急いで部屋の中に入った…
A「ふぅやっと着いた…」
ヨナ「何かされるんじゃないかと思ったよね…」
二人で抱き合ってるところに…
ジニョンさんがフワッと優しく包み込んでくれる…
ＪＮ「怖かったでしょ？
二人ともよく頑張ったね…」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年8月4日 21時
