571 遅めのランチ 2 ページ21
A side
ＪＮ「ほら…あーん…」
ジニョンさんの手には…
エゴマの葉できれいに巻かれたサムギョプサル…
A「ちょ…ちょっとジニョンさん…恥ずかしいって…」
ＪＢ「Aさん…あーんって言わねぇと(笑)…」
ＪＢさんが身を乗り出しながら喜んでいる…
ヨナ「ほら…一気にパクッといっちゃいなさいよ(笑)…」
ＪＮ「Aあーん…」
誰も私の味方はいない…
あぁ…
もう仕方ない…
A「あ…あーん？」
顔を真っ赤にしながら…
サムギョプサルにかぶりついた…
ＪＮ「どう？」
みんなが私を見つめている…
A「え？なに？
この豚肉…柔らかくってすっごく味が深い…
いつものよりずっと旨味があるっていうのか…」
ＪＢ「へぇさすが…」
ヨナ「やっぱりAね…」
ＪＮ「これ…日本産の熟成肉なんだ…
この店は熟成肉のサムギョプサルが売りの…日本から逆進出してきた有名店なんだよ…」
A「へぇ知らなかった…」
ジニョンさんの手に残るサムギョプサルを…
今度は自分からかじりつきに行った…
ＪＢ「あぁ懐かしいな…
この店で恥ずかしがりながらジニョンに食わさせてもらう誰かさんを思い出す(笑)…」
ＪＮ「ホント(笑)…」
ヨナ「もう止めてよ…
もう昔の話だって…」
ヨナが慌てだした…
ＪＢ「Aさん…いつかお礼を言わなきゃいけないと思ってた…
俺が今…ヨナのそばにいられるのは…」
ヨナの腰に手を回し…
時折ヨナに微笑みながら…
話を続けるＪＢさん…
ＪＢ「全部Aさんのおかげなんだ…」
A「私の？」
ＪＢ「あぁ…
あの落下事故でAさんがヨナの働く病院に運ばれてなかったら…今…俺達はこうやって付き合えてない…」
A「でも幼馴染みなんでしょ？」
ＪＢ「ああ…
でもずっと仲が良かったわけじゃない…」
ヨナ「そうそう…
途中でジェボムは引っ越しちゃったし…」
ＪＢ「何年か前の同窓会で再会して連絡先の交換もしたけど…それ以降連絡を取り合う事もなかったし…」
ヨナ「だけどある日突然ジェボムから電話がきたの…
Aの状態を教えろって…」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年8月4日 21時
