566 最終日 6 ページ16
A side
時刻はちょうど午後零時…
今日もまた…
店の中はごった返している…
ジニョンさんは…
オーナーさんの話相手を早々に切り上げ…
今はお父さんと一緒に…
おばあちゃんの補佐をしてくれている…
さすがジニョンさん…
不器用なお父さんと違って飲み込みが早く…
おばあちゃんが作った料理を…
どんどん皿に盛り付けている…
A「マネージャーさんはいつ来るの？」
ＪＮ「もうそろそろかな？
A悪いけどさ…半個室の席…ひとつ空けて貰っていい？
ジェボミヒョンには裏口から入るように言ってある…」
A「了解…」
すぐ４人掛けの半個室に予約席の札を置き…
片付けきれてないお皿を急いで下げ…
手際よくお客さんを通していく…
A「お母さん…もうすぐマネージャーさんが来るの…
来たら奥の半個室に通して…」
母「分かったわ…」
爺「A…３番にコーヒー持ってってくれ…」
A「はーい…」
ＪＮ「A…ランチが５つ上がったよ…」
A「はーい…」
母「A…レジに回ってくれない？」
A「はーい…」
父「A…もうすぐランチのお皿がなくなるよ…」
A「はーい…」
あぁもう…
今日も絶対的に人手不足…
A「そこはジニョンさん1人で十分間に合ってる…
お父さんはホールに出て…」
父「だな…」
すぐ厨房に戻ると…
山積みになっている食器や調理器具を片っ端から片付けていく…
ＪＮ「客の入りが半端ない…
息つく暇がないよ…」
A「人手が足りてないって話した意味が分かるでしょ(笑)？」
ＪＮ「うん…そこ終わったらおばあちゃんと交代出来る？
おばあちゃん…凄く腰が痛そうだよ？」
A「分かった…
気付いてくれてありがとう…」
初めて厨房に入るというのに…
ジニョンさんは周りがよく見えている…
母「マネージャーさん入ったわよ…」
A「ジニョンさん…マネージャーさんが来たって…
ありがとう…もう上がって…」
ＪＮ「この状況では抜けれないよ…
あと少し…
ヒョン達が来るまではここにいる…
代わりにマネヒョンの所に行ってオーダーを聞いてきて…
あの人…きっと腹ぺこだと思うんだ…」
そう言うと私に向けて…
そう上手くないウインクを何度も飛ばしてくれる…
ホント…
ジニョンさんって気遣い大魔王だ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年8月4日 21時
