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ジニョン side
ＪＮ「おはようございます…」
Sunny cafeの裏口から…
静かに店内に入る…
僕の声が聴こえていないのか…
誰も僕に気付く様子はない…
マスクを外してもう一度…
ＪＮ「皆さーん！
おはようごさいまーす！」
厨房内で開店準備をしている３人が一斉に僕の方を向き…
目を丸くして驚いている…
そりゃそうだ…
まさか…
僕がこんな朝早くに…
しかも裏口から現れるなんて思わないもんな…
母「え…圭くんなの？
…なワケないか…」
僕に近寄るAのお母さん…
ＪＮ「え？なに言ってるんです？
僕はジニョンですよ…
圭さん？もちろん違いますって！」
母「ははは…そ…そうよね…
ジニョンくんおはよ…」
おばあちゃんも慌てて僕の方に近寄ってくる…
婆「こんな早くに眼鏡をかけて裏口から入ってくるから勘違いしちゃったのよ…
ジニョンくんごめんなさいね…」
爺「ジニョンおはよう…
おい圭のワケねぇだろ？
あいつはもうこの世にいねぇんだよ…
ホント申し訳ねえ…」
僕は…
一瞬で気付いてしまった…
3人は…
僕似だというAの婚約者と僕を見間違えたのだ…
ＪＮ｢もしかしてこの眼鏡のせい？
皆さんには一瞬僕がAの婚約者さんに見えたの？」
爺「隠しても仕方ねぇよな？
ま…そういうことだ…
とりあえずいつものところに座れよ…
コーヒー淹れてやるから…
おい婆さん…あのスケッチブック…ジニョンはまだ見てなかったろ？
あれ…ここに持って来い…」
婆「はい…」
僕は客席側の方に回り…
いつもの指定席に座った…
さっきからずっと…
Aのお母さんがこちらを見ている…
あ…そうだ！
ＪＮ「Aのお母さん…ちょっとちょっと！」
母「な…何かしら？」
ＪＮ「Aのアパートのことなんだけど…」
母「びっくりした(笑)？
あんな所でAに独り暮らしをさせて頭おかしいんじゃないの？って思ってる？」
ＪＮ「はい(笑)…」
母「やっぱり(笑)…
私は反対したのよ…
若い女の子が住むところじゃないってね…
でも頑固なAが…ここなら半年間家賃はタダ…それを利用する手はないって聞く耳持たなくってね…」
あぁ…
やっぱそう言うことだったか…
ＪＮ「じゃお母さんも出来ることならAをあのボロアパートから引越しさせたい…
そういうことでいいんですよね？」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年5月1日 22時
