457 初めてのお泊まり 11 ページ7
ジニョン side
不安な表情で…
僕を見つめるA…
僕は…
Aの気持ちを落ち着かせる為に…
大丈夫と連呼しなから優しく包み込むように抱き続けた…
今のAなら…
簡単に僕のものに出来るかも知れない…
だけど…
そんなずるいことはしたくなかった…
周りには
僕は…
Aが抱える全ての問題が解決してから男らしく告白したかったんだ…
そして…
やっと…
Aは小さな寝息をたて眠り始めた…
僕も一緒に寝ようと思ったが…
この後Aに話さなければいけないことが次々と頭に浮かび…
どれだけ目を閉じても眠りにつくことが出来なかった…
地下鉄のホームで号泣するAと目が合った話…
Aが階段から落ちた時の様子…
入院していたAに花を贈り続けたこと…
Sunny cafe店主の孫が…
あの日地下鉄の階段から落下したAだと知った時の驚き…
あぁ…
話しておきたいこと…
話さなければいけないことがありすぎる…
まずはどこから話をしよう？
どうすれば…
パニックにならずに最後まで僕の話を聞いてくれるだろうか？
時間だけがどんどんと過ぎていく…
あっ…
ジェボミヒョンからメッセージが来た…
オフの日のヒョンから…
こんな朝早い時間に返事が返ってきたことなんて…今まであっただろうか？
それ位の珍しさ…
もしかしていい返事？
そんなワケないか…
祈りながら…
急いでメッセージを黙読する…
よし！
ヨナさんとヒョンは…
僕の無理な願いを快諾してくれた…
ご丁寧に…
具体的な条件まで添えて…
『二人きりになれる独立した空間はお前らも必要だろ？
だからこの条件は絶対な…』
Aとヨナさんが共同生活を始めるなら…
僕もそこは外せないと思ってたから…
ヒョンと同意見でホッとした…
すぐおじいちゃん達に話を通して…
この少しの休みの間に…
ある程度物件の目星は付けておかないといけない…
時刻は朝の6時過ぎ…
開店前はなにかと忙しいかも知れないが…
この時間帯ならなんとか…
話を切り出すことできるかも…
目が覚めたAが不安にならないよう枕元にメモを残し…
すぐ…
トレーナーとジーパンに着替え…
念のためにマスクと丸型のダテメガネをして…
僕はSunny cafeへと急いだ…
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年5月1日 22時
