492 変わりすぎたSunny cafe 1 ページ42
ジニョン side
手を繋いだまま玄関を出た僕達は…
辺りを警戒しながら…
Sunny cafeの裏口を通り半個室へと入った…
ＪＮ「僕とここにいちゃダメなんじゃない？
お店の中…完全にパンクしちゃってるよ？」
A「うんそうみたい…
ジニョンさん…ホントにゴメンね…
やっぱ私手伝わなきゃ…
昼ごはん遅くなっちゃうけど落ち着くまで待ってて貰える？」
ＪＮ「うんもちろん…」
小走りで厨房に向かって走って行くA…
だよね…
僕がAの立場でも…
この状況を見て見ぬふりは出来なかったと思うから…
Aのまともな判断に僕は内心ほっとした…
いやしかし…
この混雑ぶりは一体なんだ？
オフィス街の昼休みと重なり…
店内はＯＬさんやサラリーマンでごった返している…
以前のSunny cafeとは明らかに違う…
ホントに…
マカロンひとつでSunny cafeはすっかり変わってしまったんだ…
でも…
嬉しいことだけど…
人手が全然足りてない…
このままでは…
近いうちに誰かが倒れてしまうよ…
Aのお母さんはホール内を走り回っているし…
おばあちゃんも…
腰をトントン叩きながら料理を作っている…
おじいちゃんのところには…
なんだ…
一人バイトが入ったのか？
でもやっぱり…
難しい顔でバイトのおじさんに指示をしながら…
自らも動き回って大変そうだ…
あっ…
おじいちゃんが僕に気づいた…
手を挙げ…
隣のバイトに耳打ちをしたと思ったらすぐに…
無理矢理僕に向けて頭を下げさせた…
僕も慌てて…
深くお辞儀をする…
目線をテーブルに戻してメニュー表に目を通し始めるとすぐ…
さっきのバイトが僕の目の前に現れた…
なぜか…
アイスコーヒーを２つ持って…
「いきなりだけど君の前に座っていいかい？」
ＪＮ「あ…はい…」
「じゃあ遠慮なく(笑)…」
ニヤッと笑いながら僕の目の前に腰掛けると同時に…
下ろし忘れていた目隠しのロールカーテンを一気に下げた…
「あぁ疲れた…
死ぬかと思ったわ…
一体どうなっちまったんだこの店は？」
僕の目の前に座る男性は…
ブツブツ文句を言いながらアイスコーヒーをゴクゴク飲み始めた…
この人…
昔のSunny cafeを知っているんだ…
明日まで休むAの代わりに…
急遽助っ人として呼ばれた…
元店員…
ってところか？
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年5月1日 22時
