471 聞いて欲しいこと 8 ページ21
A side
A「うわっ！ジニョンさん見て見て！
びっくりし過ぎて鳥肌が立ってる…」
ＪＮ「うん分かる分かる(笑)…
僕もあの時ホント驚いた…」
A「でも偶然過ぎ…」
ＪＮ「うん(笑)…
ヨナさんは『運命を感じるわぁ』なんてテンションＭＡXで喜んでたけど…その頃の僕はまだAを恋愛対象として見てた訳じゃなかったし…」
A「ん？
ねぇ…それホント？」
ＪＮ「ホ…ホントだよ…
何だよその目…」
A「だって誰でも見返りを求めて行動することってよくあるじゃん？
少し位は私のこと…そんな目で見てたんじゃないの(笑)？」
ＪＮ「え？
ま…まぁなくはない…かな？
あれどうだっけ？」
もう…
歯切れ悪すぎだよ…
A「今ここで白状しておけば(笑)？」
ＪＮ「じゃ…じゃあ…」
ほらやっぱり(笑)…
ＪＮ「見返りっていうのか…
正直初めてAを見た時…」
A「え？そこまで
ＪＮ「ははは…
正直言うと初めて駅でAと目が合った時…顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃだったけど…一瞬でその瞳に吸い込まれそうになったの…
この人普段はものすごく可愛いんだろうなぁってさ…
それがAの第一印象…」
A「ジ…ジニョンさん…私をからかってるの？」
ＪＮ「まさか(笑)…
白状しろって言われたから正直に言っただけだよ…
指輪をしてるからきっと彼氏はいるんだろうな…
でも僕を見つめるくらいなんだから少しは僕に気があるんじゃないの？とか…
うまく声をかければ僕の彼女になってくれるかも…とか…
たとえ一瞬でも相手が好みの女の子なら…健全な男ならそれくらいは考えるでしょ普通…」
ジニョンさんは…
両手で私の頬をムギュッと挟んで…
これ以上私をしゃべらせない作戦に出た…
A「ちょ…ちょっともう…ジニョンさんってば！！」
ＪＮ「ははは…
そうやって怒ったふりして僕につっかかってくるのもたまんないよね…」
A「ふりって…
そうやっていつもいつもバカにして！」
ＪＮ「ごめんごめん…調子に乗っちゃった…
でもさ…」
A「でも？」
ＪＮ「Aが目を覚ましてくれて良かったと思う反面…僕はものすごく複雑な気持ちで毎日を過ごしてたんだ…」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年5月1日 22時
