467 聞いて欲しいこと 4 ページ17
A side
ＪＮ「ふぅ…
やっぱ淹れたてのコーヒーは違うね…
ま…おじいちゃんのと比べるとまだまだ全然だけど(笑)…」
A「ひっどーい(笑)…
でも変に気を使われるより今みたいに正直に言ってくれた方が私は好き…」
ＪＮ「うん知ってる(笑)…」
ジニョンさんは…
いたずらっ子の様な顔で私の反応を見て楽しんでいる…
良かった…
いつもの…
少しＳっ気のあるジニョンさんに戻ってる…
ＪＮ「あの日の事を何がなんでも話さなきゃって気負いすぎてたのかも知れない…
聞き流されても困るけど…さらっと聞けてるなら今から一気に話してくよ…」
A「え…なになに？
まだ爆弾発言が出てくるの？」
ＪＮ「さあね(笑)…
爆弾発言かどうかはA次第だよ…
じゃ続きを話すね…」
A「うん…」
ＪＮ「じゃあさ…階段から落ちてきたAの様子がどうだったのか知りたくない？」
A「ちょっと怖い気もするけど…
うんいいよ話して…」
ＪＮ「僕より先にAに駆け寄った人が…Aを抱き抱えようとしててさ…
でも頭を強く打ったらなるべく動かさない方がいいって言うでしょ？
だから僕はその人にそのままにしておいて欲しいとお願いして駅員を呼びに行ってもらったんだ…
それで僕がAを介抱することになって…」
A「ジニョンさんが私を介抱してくれたの？」
ＪＮ「そうだよ…
僕は無我夢中だった…
駅員に引き継ぐ迄にAの状態を詳しく説明しないといけないと思ってずっとAを観察した…」
A「私…どんな様子だった？」
ＪＮ「左手でスマホをギュッと握りしめたまま…か細い声で必死に何かを呟いていたんだ…
何て言ってたと思う？」
A「さぁ？」
ＪＮ「日本語で◆◆ゴメンナサイ◆◆を繰り返していたんだよ…」
A「日本語で？
でもどうして？」
ＪＮ「そんなの僕には分からないよ…
でもおかげでこの女性は韓国人ではなく日本人だということが分かったんだ…」
A「…」
ＪＮ「とにかく僕は◆◆ゴメンナサイ◆◆を止めさせたかった…
だからAの耳元に日本語で囁いたんだ…
◆◆ダイジョウブ…アンシンシテ◆◆ってね…」
あっ…
その言葉！
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年5月1日 22時
