466 聞いて欲しいこと 3 ページ16
A side
ＪＮ「僕の不安は的中した…
Aが僕が辿り着く前に階段から転がり落ちてきたんだ…」
ジニョンさんの…
私を抱きしめる力が強くなった…
A「く…苦しいよ…」
ＪＮ「ごめん力が入りすぎちゃった…
あの時のAを思い出しちゃってさ…」
ジニョンさんは…
私が階段から転げ落ちてきた瞬間を目の当たりにしたらしい…
A「ね？休憩しよ？
またコーヒー淹れるから…」
ＪＮ「そうだね…
ちょっとひと息入れよう…」
コーヒーを淹れながらジニョンさんを
ソファの背もたれに体を預け…
目を閉じ指で眉間を押さえている…
A「ジニョンさんごめんなさい…
私のせいで体が全然休まらないんだよね？」
ＪＮ「大丈夫だよ…僕はいつもこんな感じだから…
それよりAの方こそ大丈夫？
僕の話で気分悪くなったりしてない？」
A「うん平気…
まさかあの現場にジニョンさんが居合わせていたなんて…
正直驚いたけど私がどんな状態だったか誰も何も教えてくれないから…今日はあの時の状況が知れてホントによかった…」
ＪＮ「Aはびっくりするだけで落ち込まないんだね？
そっか…
あの時のことを全く思い出せないから実感が湧かないんだ？」
A「そうなのかも…」
ＪＮ「ま…でもその方が都合がいいよ…」
A「どうして？」
ＪＮ「今日はまだまだAに話さないといけない事がたくさんあるんだ…
今記憶を取り戻してしまうと話がスムーズに進まなくなる可能性があるからさ…」
A「はい…ジニョンさんどうぞ…」
コーヒーを淹れたマグカップをジニョンさんに手渡した…
何故か急に安心感が欲しくなり…
ジニョンさんの左腕に抱きつきながら横に座る…
ＪＮ「ったく(笑)…
こういうことを平気でやるから僕がダメになっちゃうんだよ…」
A「ダメなの？」
ＪＮ「まさか…
嬉しいに決まってる(笑)…」
ジニョンさんは笑いながらソファに深く座り直すと…
ＪＮ「Aちょっといい？」
私の腕をほどくと…
グッとジニョンさんの胸元に手繰り寄せられる…
ＪＮ「こっちの方がいいでしょ？
じゃ僕から…」
かわりばんこに…
見つめ合いながらコーヒーを飲んでいく…
ほんのひとときの…
甘い時間…
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年5月1日 22時
