297 一瞬の幸せ 1 ページ47
ヨナ side
ピンポーン
ドアの覗き穴からは…
しっかり明かりが見えるから…
間違いなくジェボムはこの中にいるのに…
予想通り何も反応がない…
やっぱ…
怒ってんだよね？
ってか私…
何も悪くなくない？
でも…
こんな事で言い争うのも面白くないし…
取り敢えずもう一度…
先に電話でごめんなさいって謝っておこう…
ってか…
スマホどこ？
もしかして落とした？
ガチャ
ＪＢ「おいヨナ…なにやってんだよ？早く入れって…」
玄関のドアの隙間からジェボムの声…
ヨナ「う…うん…スマホがね…」
ＪＢ「ったく…ほら早く入れよ…」
ヨナ「うん…」
あれ？
怒ってないじゃん…
ヨナ「ジェボム…あの…これ…」
Aさんから貰った…
ケーキが入った紙袋をジェボムに渡して玄関の鍵を閉める…
ヨナ「スマホどっかいっちゃってね…おかしい…さっきまで確かにあったのに…」
ＪＢ「なぁ？俺に怒られると思ってわざとやってんだろ(笑)？」
ヨナ「そ…そんな訳ないって…ホントにどこ探してもなくって…」
ＪＢ「じゃ聞くけど…お前のケツのポケットに入ってんのは一体なんだ？」
ヨナ「え？あ…」
ＪＢ「はぁ…ったくお前はよ(笑)…」
腕を引っ張られながら…
そのままキッチンに連れて行かれる…
ＪＢ「まぁいい…じゃさ…取り敢えず帰ったらすることあんだろ？」
ヨナ「ん？」
ＪＢ「ここここ…」
頬を突き出すジェボム…
ヨナ「あぁそういうこと(笑)…うん分かった…ジェボムただいま…チュッ…」
ここは抵抗せず…
素直にキスをした…
ＪＢ「お…おう…じゃ俺も…」
ヨナ「わ…私はまだいいって…」
咄嗟に危険を察知して…
ジェボムの口に蓋をする…
ＪＢ「ちっ…いい流れだったのによ…ってかお前…二日酔いじゃねぇのかよ(笑)？」
ヨナ「確かに起きたら昼だったよ(笑)…でも昨日はビールだけだったから思ったより平気でね…」
ＪＢ「こんだけ飲んで平気って(笑)…一体どんな体してんだよ？」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2016年12月5日 0時
