261 理想の彼氏と現実の彼氏 ページ11
ヨナ side
ブ〰〰〰ッ…ブ〰〰〰ッ
さっきから…
スマホのバイブが鳴り続けている…
目覚ましより先に…
電話で起こされたことに苛立ちながら…
頭の上の方に手を伸ばしてスマホを探し出し…
目を閉じたまま…
誰からかろくに確認もせず電話に出る…
ＪＢ「おはよ…」
ヨナ「…んん…」
ＪＢ「ヨナおはよ…」
ん？
ヨナ「ジェ…ジェボム？どうしたの？」
慌てて飛び起きる…
ＪＢ「いや別に…何でもない…ただお前の声が聞きたくなった…ごめん…起こしちゃったな…」
ヨナ「う…うん…」
ＪＢ「昨日約束したろ？しばらく会えねぇから合間に電話すっからって…」
ヨナ「だとしても…今…何時だと思ってる？まだ朝の7：30だよ？」
ＪＢ「だよな…ご…ごめん…またかけ直すな…」
ヨナ「あぁ待って！」
午後からの出勤に備え…
今日は10時くらいまでベッドの上で過ごすつもりだったから…
この突然のジェボムからの電話に対して…
盛大にキレてやりたかったけどグッと我慢した…
ヨナ「ジェボムおはよ…もう仕事場？」
ＪＢ「いやまだ移動中さ…いつもなら車に乗り込んだら速攻寝るんだけどさ…今日から俺は変わったんだ…」
ヨナ「え？」
ＪＢ「暫く会う事が出来ない分仕事の合間に電話するって約束したからさ…あぁでも…」
ヨナ「でも？」
ＪＢ「お前に電話して良かった…お前の声を聞いたら一気に不安な気持ちがぶっ飛んだ…」
ヨナ「ジェボム…」
ＪＢ「なあヨナ？早くお前といっぱいチューしてぇよ…」
ヨナ「ばか…いきなり恥ずかしいこと言わないで…てか…周りに人いるんでしょ？」
ＪＢ「あぁ…でも別に隠すことじゃねぇ…俺達は付き合ってんだし…」
ヨナ「そ…そうだけど…でも恥ずかしいって…」
ＪＢ「ハハハ気にすんな…男はな…いい女が出来たら周りに自慢してぇんだよ…」
ヨナ「そ…そうなんだ…」
今日のジェボムはいつもと違う…
余裕がある…
なんかそんな感じ…
ＪＢ「今日は１日雑誌の撮影なんだよ…理想の彼氏がコンセプトなんだってさ…」
ヨナ「へぇ…」
ＪＢ「な？笑っちゃうだろ？現実の俺は全然理想の彼氏なんかじゃねぇもんな…」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2016年12月5日 0時
