195 突然の手紙 1 ページ45
A side
婆「Aおはよう…」
A「あっおばあちゃんおはよ…」
時刻は…
まだ朝の6時半…
少し前に目が覚めたが…
まだあまり自由が利かない私は…
仰向けのまま…
ただ時間が過ぎるのを待っていた…
A「どうしたの？こんな時間に…
お店は大丈夫？」
婆「ホントは開店前だからこんな所で油売ってちゃいけないんだけどね…
でもどうしても…これを早くあなたに渡したくて…」
そう言われて渡されたのは…
『 Aさんへ 』
と書かれた白い封筒…
A「なにこれ？」
婆「いいから裏を見て…」
A「ＧＯＴ７ ジニョンより…
え？ＧＯＴ７のジニョンさん？？？
お…おばあちゃん…これ…ど…どうしたの？
ホントに本物？」
突然のおばあちゃんのサプライズにびっくりし過ぎて…
無意識に…
ベッドのリクライニング機能を使わずして…
起き上がる事が出来ている…
A「あれ？私…」
婆「あらら(笑)…
まだ手紙の中身も見てないというのに早速効果てきめんだこと…」
A「だってびっくりするじゃん…
芸能人からの手紙だなんて…
でもなんで私に？」
婆「あなたのことを話したの…今…病院で必死に頑張ってるって…
そしたらジニョンくんがね…お孫さんが１日でも早く普通の生活を取り戻せる様に…何か後押し出来るような事がしたいって…
で…考えた結果がこれなんですって…」
今…
すごくドキドキしている…
少し前まで…
ＧＯＴ７のこともよく知らなかった私…
たまたま…
祖父母の店の常連客の中にジニョンさんがいて…
おばあちゃん達と仲良くなって…
それが縁で…
メッセージ入りのCDを頂けただけで幸せなのに…
今度は…
私が早く元気になれるようにと…手紙をおばあちゃんに託してくれた…
A「もう一度聞くけど…これ…ホントに私宛？」
婆「もう何言ってるの(笑)？
他に誰がいるのよ？
私が欲しいくらいだわ…」
この前ジニョンさんのことで私が拗ねたみたいに…
今日は本気でおばあちゃんが拗ねている…
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2016年10月26日 0時
