191 つきあうということ 24 ページ41
ヨナ side
へぇ…
これいいじゃん…
紙袋に残っていたものは…
パジャマの共生地で作った…
リボン付きのヘアバンドとシュシュ…
さすがジニョンくん…
女心がよく分かっている…
ジェボムの方に歩きながら…
早速ヘアバンドを頭に付ける…
ヨナ「ねぇねぇジェボム？
これも紙袋に入ってた(笑)…」
シュシュを手首につけたまま…
ジェボムの後ろへと廻る…
ヨナ「じっとしてて…
ジェボムにいいものつけたげる…」
髪を乾かした場所から…
ほぼ同位置にいるジェボムの…
サラサラな髪を一掴みしてシュシュをつけようとした…
ん？
ヨナ「ジェ…ボム？」
いつもだったら…
あ？とか…
何すんだよ？とか…
なにかしら威嚇するような言葉が返ってくるハズなのに…
今日は全く反応がない…
ヨナ「ジェボム？」
ＪＢ「…」
ヨナ「ねぇ？
なんで返事してくれないの？あ…」
ジェボムの顔を見て驚いた…
目がうつろで頬が赤く…
気分が悪いのだろう…
たまに意識的に唾を飲みこんだりしている…
ヨナ「ジェボム？
しっかりして！」
ＪＢ「ヨナ…ごめん…
せっかくの日…なのに…ちょっと…気分が…悪くて…な…」
ヨナ「ちょ…ちょっとどころじゃないでしょ？」
慌てて…
ジェボムのおでこと首の後ろに手を当てる…
あぁ…
さっきよりだいぶ熱が上がっている…
急いで…
ペン立てに差してある体温計をジェボムの脇に挟む…
ピピピピピ
39．1度…
やっぱりね…
ヨナ「とりあえずパジャマのボタン留めよっか？
寒いでしょ？」
イマイチ反応が薄いジェボムのパジャマのボタンを…
上から順に留めていく…
あぁ…
これはまずいわね…
たまにウッとか言いながら…
ずっと唾を飲み込んでいるジェボム…
ヨナ「気持ち悪いんでしょ？
一回…トイレに行こ？ね？」
ジェボムを一度立たせてから…
体を預けさせ…
支えながらトイレへと誘導する私…
看護婦していて…
本当によかったと思う瞬間…
私…
少しはジェボムの役に立ってる？
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2016年10月26日 0時
