153 つきあうということ 2 ページ3
ＪＢ side
しかし
なんだこのうだるような暑さは？
玄関をかけあがり…
そのまま一気に一番奥のリビングへ…
あぁいい匂い…
部屋に広がるヨナの香りに…
自然と顔がニヤニヤする…
ジニョンから受け取った…
ヨナへのプレゼントをまずはテーブルに置き…
すぐにエアコンと扇風機をフル稼働させ…
キッチンの冷蔵庫に頭を突っ込む…
ほらな…
ここは缶ビールの宝庫だ(笑)…
プシュッ!
まずはその場で１本…
一気に飲み干した…
ＪＢ「うっっっめぇ！」
鼻歌を歌いながら…
もう１本缶ビールを取り出しリビングへと戻る…
テレビを点けチャンネルを変えながら…
唐揚げを指でつまんで口に入れ…
プシュッ!
２本目のビールを飲み始める…
ヨナのやつ…
いつもここで…
こんなペースでこんな風に飲んでんじゃねぇだろうな？
だとしたら…
まるでおっさんじゃねーか(笑)…
このまま調子よくビールを飲み続けると…
俺は高確率で酔い潰れるから…
後の事もあるし…
ここはこれくらいで辞めておこう…
しかしホント…
ヨナには女らしさがほとんどねぇ(笑)…
まぁ…
わざと女らしいふりをして近寄ってくるうざいヤツらよりは全然好感が持てるがな…
もう少しアイツとの距離が縮まったら…
『もうちょっと女らしくしようぜ…』
って言ってやろ(笑)…
それまではグッと我慢だ…
しかしなんだな…
普段はあんな強気な態度で俺につっかかってくるクセに…
ちょっとキスを迫っただけで…
ビクッと動かなくなって目を逸らすし…
少し甘い言葉を耳元に囁くだけで…
困り顔で涙を溜めて下を向く…
その度…
俺の胸の奥はキュッとなって…
思いきりヨナを抱きしめてやりたくなるんだ…
はぁ…
俺のこの感情は…
どうやったらヨナに受け止めて貰えるのだろうか？
ＪＢ「ふあぁぁぁ…」
だんだんと眠気が襲ってきた…
こうなったのも全てジェクのせい…
何度も何度も寝落ちしそうな俺を起こしやがって…
あぁもう限界…
ヨナが来るまで少し寝よ…
急激に睡魔が襲い…
そのままベッドにコロンと横になった…
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2016年10月26日 0時
