166 つきあうということ 9 ページ16
ヨナ side
ジェボム…
もしかして泣いてる？
耳元から聞こえる低い声…
息の仕方がいつもと違う…
後ろを向いて確認したいけど…
私も泣いてしまいそうだから…
今は振り向かない…
と言うのか振り向けないでいる…
ヨナ「ジェボム…」
ＪＢ「…」
ヨナ「いつも胸に当たらないように気を使いながら…包み込むようにハグしてくれているの…
ちゃんと分かってるよ…」
ジェボムの両腕を…
わざと体に密着させる…
ヨナ「これくらい全然気にしなくていい…
いちいちバカみたいに反応しちゃうかもだけど…実はすっごく嬉しいんだ…
もしどうしても今すぐ私が欲しいなら…うんいいよ…私…精一杯頑張る…
それでジェボムの心が治まるなら…」
ＪＢ「…」
ヨナ「でもね…今日こうやって無理に時間を作って来てくれて…その気持ちだけでもう私は満足なの…
ジェボムの今みたいな…さりげない気遣いだけでも十分幸せなんだよ？」
ＪＢ「ヨナ…」
ヨナ「どこにも行けなくてもいい…
ここでこうやってジェボムと一緒に過ごせるだけで十分幸せなの…
そんな女心も少しは理解して欲しいな…
付き合うイコール体を許すって事じゃないんだよ？
今はまだお互いを理解し合う時なんじゃない？ってね…私は思ってるんだよ…」
ＪＢ「…」
ヨナ「あっでもキスならいいよ…それくらい許したげる…
あれもこれもダメなのは可哀想だもんね…
だけど空気読まずに無理矢理迫って来られても…まだ上手く対応出来ないから受け入れてやんない…
ね？ジェボム分かった？」
下を向き…
見るからに弱くなってるジェボムに向かって…
私ってば…
なに威圧的な言葉でまくし立ててるんだろ？
自分勝手な理想を…
ジェボムに押し付けちゃいけない…
頭では分かっているのに…
ジェボムを大切に想うからこそ…
ちゃんと今の気持ちを理解して貰いたくて…
つい本音を言ってしまった…
あぁ…
私達やっぱもうダメかな？
もうこれで…
ジェボムとの関係は終わっちゃうのかな？
167 僕があなたにできること 7→←165 つきあうということ 8
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2016年10月26日 0時
