165 つきあうということ 8 ページ15
ＪＢ side
ＪＢ「で…結局なんの話だと思ったんだよ？」
ヨナ「そ…それは…」
ＪＢ「あ？何だよ正直に言ってみろ…」
ヨナ「コンビニで買った…から揚げつまんでビール飲んだら…すぐ眠くなっちゃったんだもん…
結局…考える暇なく時間が過ぎちゃったってやつよ(笑)…」
ＪＢ「は？」
ヨナ「ジェボムだってさっきリビングで同じことして寝ちゃったクセに(笑)…」
タオルで軽く手を拭き…
今度はヤカンの火をつけた…
俺は未だ…
しつこくヨナに抱きついたまま…
ＪＢ「ま…まあな…」
ヨナ「ほらね(笑)…」
ＪＢ「大事な話ってのはジニョンの花のこと…
そんなにたいした話じゃねぇんだ…
ただお前んちに入る口実が欲しかっただけ…」
ヨナ「は？」
ＪＢ「大事な話って言えば…簡単にこの家に入れるだろ？
な…お前に分かる？
俺…ホントに毎日が不安なんだよ…
だってここでしかお前と会えないんだぜ？
付き合うってどういうことなんだろ？って深く考えた時に…付き合う相手に俺を選んで…ヨナはホントに後悔しないのかって…」
ヨナ「そ…そんなこと…」
ＪＢ「いくら生活を共有しようとインスタにお互いの近況をアップし合ったところで…それはただの自己満足じゃねーのかって…」
ヨナ「ジェボム？」
ＪＢ「こうやって抱きしめたりキスしたり…
気付けばいつもそんなことばかり考えている…俺ってやっぱ変だよな？
なぁ教えてくれよ？」
ヨナ「…」
ＪＢ「外で何も思い出も作れねぇくせに…何…襲うことばかり考えてんだよ？って…
ヨナ…お前…そう思ってるだろ？」
ヨナ「そ…そんなんじゃ…」
ＪＢ「遠慮すんなよ…なぁ？少しはそう思ってんだろ？
俺はな…ヨナにいつも触れてないと心が満たされねぇんだよ…」
自分の思い通りにならない今の現状に…
ホントなら言わずに心に咎めておくことを…
つい…
男としての本音を言ってしまった…
あぁ…
もう終わりだな…
さっから…
コンロにかけたヤカンの口から勢いよく湯気が吹き出している…
166 つきあうということ 9→←164 つきあうということ 7
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2016年10月26日 0時
