第二話 4 ページ16
「なるほどねぇ〜・・・。霊感のせいで・・・・・。」
「はい・・・・。」
僕たち二人でベンチに座って、僕は話した。
稜我さんは、僕の話を聞くと、何回か頷きながら聞いてくれた。
僕に稜我さんが質問をしてきた。
「零夜は、何か言ったか?・・・あ、あの紺色の髪のやつ。」
「そんなの知らないって。幽霊のこと位なら黙ってればいいって。」
「まぁ・・・、間違ってはいないな・・・・。でも、あんなのを見るのは精神的にな・・・。」
「・・・。」
「零夜もな・・・。」
黙り込んだ僕に稜我さんが言った。
「あいつも、君と一緒なんだ。両親が小さい頃に死んで、皆に嫌われて・・・・。【化け物】って言われてたんだ。」
「あの、お兄ちゃんも・・・?」
「うん。多分、君の思ってる気持ちはあいつもわかってると思う。・・・・・・でもな、何か・・・・、不器用なんだ。ものすごく。話すの苦手だし。まぁ、悪気はないんだよ。・・・・多分な。」
「・・・。そっか。」
稜我さんはベンチから立ち上がり、伸びをしながら言う。
「優磨はさ幽霊のこと、どう思ってるんだ?」
「え・・、恐い存在で・・・・、」
「どうして怖いんだ?」
「すごい恨みとか、憎しみ持ったものが多いから・・・・。」
「本当にそうかな?」
「どういうこと・・・ですか?」
「今の時代って、事故とか、関係の無い人の命を奪う事件多いだろ?あと、病気で死んじゃった子。そういう人たちは、恨みとか憎しみはないと思うんだ。ま、そういう悪霊になる奴もいると思うけど。大抵は、家族に会いたい。また話したい。これを伝えたい。そういう人たちがほとんどだと思う。だって、突然のことだからな。事故とかは。それでさまよってしまうんだ。この世で。だから、俺は、そういう霊のために何かしてあげようかと思ったんだ。」
「それって幽霊相談のこと・・・、ですか?」
「そう、たまに幽霊からの依頼なんてのもあるんだぜ?ここ、結構幽霊が集まりそうな場所でもあるからな。」
稜我さんはそう言うと、少し笑った。
「ま、いろいろ言っちゃったけど、分かって欲しいのは『幽霊は怖いものばかりじゃない』ってことだ。怖い奴は、ほんと怖いけどな・・・・。」
「こわく・・・ないか。」
「そう思ってたほうが、心も軽くなるしな。よし!ちょっと、呼んでくるわ!!」
「誰をですか?」
「零夜だよ。そこで待っててな!!」
僕は、慌てて稜我さんを引き止めた。
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ゆか潤★(プロフ) - いいなぁ文才ある人って尊敬しちゃいます♪私も書こうとしたのですがなかなか書けません(泣) (2012年8月7日 10時) (携帯から) (レス) id: 1da60932fe (このIDを非表示/違反報告)
秋桜(プロフ) - わぁーw 凄いやw 秋さんはいくらかいても読まれないから諦めたけど、凄いHit数だわぁ・・・ 更新待ってるよん、頑張れ(´∀`*) (2012年7月12日 19時) (レス) id: ccc16e3744 (このIDを非表示/違反報告)
瑠河(プロフ) - ありがとうございます!!受験のため、すぐ書くことは出来ませんが、3月下旬には書きますので、待っててください!! (2012年3月3日 9時) (レス) id: 2076b1e41b (このIDを非表示/違反報告)
胡麻 - 遅れた?!1000hitおめでとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!! (2011年10月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 2d1389d30b (このIDを非表示/違反報告)
瑠河 - 1000hitありがとう!! (2011年10月22日 19時) (レス) id: 059d05a34b (このIDを非表示/違反報告)
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