第二話 ６ ページ19
「稜我先輩！どういうことっすか！？依頼って！！」
空は、零夜が出ていくのを見送ったあと、稜我に聞いた。
「あ〜、まぁ、あれだ、あの、零夜一人だけだった時に、一人の男の子が相談しに来てな、あいつ、そういうの苦手だから、失敗ちゃったんだ。まぁ、細かいことは、歩きながら話す。」
「歩きながら？どういうことですか？」
珂奈が少し、引っかかる言葉を訊き直す。
稜夜は、無邪気な幼い男の子のように言った。
「もちろん！尾行だ！！零夜の尾行をするんだよ！！！」
「「「・・・・え？？」」」
(((えええ〜〜〜！！！？)))
なんか、尾行部みたいなの結成されちゃいました。
＊ ＊ ＊ ＊ ＋ ＊ ＊ ＊ ＊
「なんだよ・・・。稜我の奴・・・・。」
零夜は、『優磨は、通りにひとつだけあるベンチに居るからな』と言っていた、ベンチに向かっていた。ぶつぶつと独り言を言いながら。
【一番お前があいつの気持ち分かるんじゃない
のか？】
さっき、稜我が言っていた言葉を思い出す。
そして、零夜は夕焼けの空を見上げた。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
―こわい――
【わぁあぁぁ！！イタイ！！痛いよー！！】
【まただ！！あいつ＜零夜＞が暴れてる！！あいつがやってるんだ！！】
―違う―違う！！―
[やめろ！！止まって・・・！！]
――僕は、こんなことがやりたいんじゃない！！―
【あいつに近づいたら殺られるよ〜！！】
【やだ〜こっわ〜い〜〜！！】
―気がつくと、僕のチカラで何かが起こってる。―
―自分が・・・・怖い・・・―
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
「・・・、こんな俺じゃ、何も言えねぇって・・・、だからさっきだって失敗したんだ・・・。」
(・・・臆病もんなんだよ。・・俺も。)
そう思いながらも、ゆっくりと、歩いていく。
そして、とうとう、
「あ、・・・零・・・夜さん・・・。」
ベンチにいる、優磨のところへと着いてしまった。
「・・・。」
「？！な、何か怒ってますか！？」
「別に、怒ってねぇよ。(そんなにビビるか？・・・普通。)」
「うう・・・。す、すみません・・・・。」
優磨はそう言うとうつむいてしまった。
そして、俺は、ため息をつきながら、優磨へ言う。
「はぁ・・・、そんなんじゃ話にならないだろ・・。」
「だって・・・、さっき、僕、零夜さんにひどいこといってしまいましたし・・・。零夜さんだって・・つらい思いしてきてるのに・・・。」
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ゆか潤★(プロフ) - いいなぁ文才ある人って尊敬しちゃいます♪私も書こうとしたのですがなかなか書けません(泣) (2012年8月7日 10時) (携帯から) (
レス) id: 1da60932fe (このIDを非表示/違反報告)
秋桜(プロフ) - わぁーｗ 凄いやｗ 秋さんはいくらかいても読まれないから諦めたけど、凄いHit数だわぁ･･･ 更新待ってるよん、頑張れ(´∀`*) (2012年7月12日 19時) (レス) id: ccc16e3744 (このIDを非表示/違反報告)
瑠河(プロフ) - ありがとうございます！！受験のため、すぐ書くことは出来ませんが、3月下旬には書きますので、待っててください！！ (2012年3月3日 9時) (レス) id: 2076b1e41b (このIDを非表示/違反報告)
胡麻 - 遅れた？！１０００hitおめでとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！！！！！！！ (2011年10月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 2d1389d30b (このIDを非表示/違反報告)
瑠河 - １０００hitありがとう！！ (2011年10月22日 19時) (レス) id: 059d05a34b (このIDを非表示/違反報告)
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