全てが終わった日【wrwrd】 (ページ7)

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7話終わったページ7

(名前)視点

今日はトントンにこの書類をエーミールに渡して欲しいと言われたので図書室に行く

コンコン
図書室の扉を叩き
？？「は〜い」
『(名前)です』
名前を名乗る

？？「…どうぞ」

名前を名乗れば少し不機嫌になったような、警戒したような声を出す

『失礼します』
キィ

em「…何か御用でしょうか」
私と一定の距離を持って話しかける
『トントン様がこちらをエーミール様に渡して欲しいとのことですので』

em「…そうですか。そこの机の上に置いておいて下さい。」

書類を机に置き、重い空気が漂う
エミさんは殴ったりはしない
非戦闘員だからコネシマ達のような力はない。他の幹部よりはマシだが、彼はよく口が回るため言い合いはしたくない方だ

『失礼しました』

またお辞儀をして部屋を出る。

今日はただ部屋で書類をするだけではなく、何かと移動しなくてはならない仕事ばかりだ

部屋の中が一番安全だが…

いや、部屋の中も危険だ
誰がいつ入ってくるかは分からないからな

もう私に仲間は居ないのだから

胸がチクリと痛むが気づかないふりをしてまた歩く

中庭の近くを通ると

？？「おい無能！」

後ろからひとらんの声が聞こえた
後ろを向くとひとらんは怒ったように眉をひそめていた

ht「また畑を荒らしただろ！」
『いいえ私は何もしておりません』
ht「嘘つくな！コネシマ達が「お前がやったところを見た」っていっているんだぞ！」

どうやら内ケバで畑を荒らしてしまったから私に擦り付けようとしているようだ

ht「何回も何回も畑を荒らして、謝りもしないのか！」
チャキ

ひとらんが私に向かって刀を構える

『ですがしていないことは事実です。信じてください。』

今まで一度も畑を荒らしたことはないのに…

ht「信じられるわけないだろ！」
ザクッ

ひとらんが私に向かって刀を振り下ろし、私の腕を斬る
血がだらだらと流れた

ht「アイにあんな事をしたんだから信じてくれるなんて思うなよ」
カチャン

ひとらんが刀を鞘にしまい
立ち去る

よほど深く斬られたようで血がどばどばと流れる
このまま血が流れると流血でﾀﾋんでしまう

持っていた布を押しあてながら階段を上り部屋に行く

部屋にある医療セットを開けると
包帯はなかった
前斬られた時に使いきってしまい貰いに行くのを忘れていた

私の体には今までの刀で斬られた痕が残っているだろう

ある程度の出血を押さえるため新しい布で押さえつけながら医務室に向かって歩き出した