来客。 ページ8
ソンジェさんの車を降りて＿＿駆けながら通用口に急ぐ。
通用口まで続く道を、何度か振り向くと＿＿ソンジェさんはずっと手を振り続けてくれていた。
私も遠慮がちに手を降って通用口に入る。
「こういうのって付き合ってるみたい..」ふとそんな言葉が漏れては、首を左右にふって否定する。
もう、朝からなに考えてるだろ...
急がないと、せっかく送ってもらったのに遅刻しちゃう。
髪を振り乱しながら、仕事場に向かう。
「ふぅ〜ギリギリセーフ!!」
「ギリギリセーフ!!じゃないよ。」
振り向くと腕組みをしながら、細い目をして私を見つめていたのは...
「ユナク店長...」
「もっと早く来いって何度も言ってるよな？」
「はい、すいません...」
ユナク店長ってちょっと怖いけど、凄く頼れるし、仕事もバリバリ出来るし、尊敬している。
一時は、ちょっと恋心も抱いていたけど...あっさりと砕散(笑)
こんな、素敵な店長がやっているメンズブランドのアパレルショップで働いている私。
いつものように＿＿平日の夕方になると人気がぐんと少なくなる時間。
服を折り畳んでは...ふと昨日のことを思い出していた。
ゴニルと飲んだときまでは、記憶にある。
そこから...が全くなんだよね。
本当に＿＿ソンジェさんと？
「もう、なにやってるんだろ...私...」そう小さく呟いてたら
「あの〜この服なんだけど...」あっ、お客様だ。
満面の笑みで振り返りと＿＿そこにはメガネを人差し指でちょっとずらして、手を降っているソンジェさんが立っていた。
「ソンジェさん！」思わず声が大きくなる。
その声にユナク店長が気づき、こっちを不思議そうに見ている。
「いらっしゃいませ。なにかお探しですか？」
そう言いながら、隅の方にソンジェさんを追いやる。
「ソンジェさん、どうしてここに？」
「ん？Aに会いたいから来ちゃった(笑)それに、昼にメールしても返信ないしさ」
「あっ、ちょっと忙しくて...」
忙しいなんて、嘘で...なんて、返信していいかわからなかったから。
「ふーん。じゃあさ、仕事終わったら...ここに来てよ。絶対だよ。約束。」
そう言って、私に名刺をさっと渡して小指を絡ませてそそくさと帰ってしまった。
「約束って...」
私の持っている名刺を後ろから覗き混む店長。
「知り合い？」「いいえ！」
「じゃ、彼氏？」「違います！」
必要に否定する私を笑っていた。
どうしよう...私
ソンジェさんのとこに行くべき？行かないべき？
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j(プロフ) - 初めまして jともうします。とってもキュンキュンさせてもらいました。続きが気になりますが 他のお話も読まさせていただきたいと思います。 (2015年9月27日 15時) (
レス) id: a1e3c8e333 (このIDを非表示/違反報告)
milky☆tea(プロフ) - エミさん» エミさんはじめまして！コメありがとうございます！きゅんきゅんして貰えたて本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2015年9月20日 6時) (レス) id: afa26610c0 (このIDを非表示/違反報告)
milky☆tea(プロフ) - マカロニさん» マカロニちゃんコメありがとう^^お返事遅くなってごめんね。そして更新もずっとしてなくて申し訳ないです(；ω；)もう少しだけお付き合いしてもらえたら嬉しいな。ゴニルとソンジェの恋のクライマックスまであと少し。これからもよろしくです^^ (2015年9月20日 6時) (レス) id: afa26610c0 (このIDを非表示/違反報告)
エミ(プロフ) - 初めまして！ゴニルの気持ち、ソンジェの気持ちどっちもキュンキュンしちゃいます(*^^*)続きを楽しみにしてますね♪ (2015年9月6日 21時) (レス) id: 1180a7050e (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ(プロフ) - 強引なゴニルも応援したくなっちゃいます(^^)でもやっぱりソンジェの素直な反応にいちいちキュン死です！！ (2015年2月8日 3時) (レス) id: 22ac1d600a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milky☆tea | 作成日時：2014年1月21日 1時
