はないちもんめ9 ページ9
祖父「わかったと了承したお前達は、しかしその約束を破った.....彼らは恐らく、我慢ならなかったのじゃよ」
祖父の言葉が部屋に響いた
────────────────────
一方、隠世では
石切丸「眠ったみたいだ」
「相分かった」
一つの部屋にAが眠っていた
そしてそれを愛おしそうに眺める五人
「愛いなぁ」
今剣「そうですね!」
小狐丸「まだまだ小さき者よ。我等と出会った時と、さほど変わっておらぬのではないか?」
岩融「いや、少しばかり大きくなっておる」
石切丸「そろそろ人間も動くだろうね」
「...そうだな」
三日月はAの髪を撫で、答える
「だがまぁ、いくら捜したところでAは見つからないだろう。せいぜい足掻けばいいさ」
クスクスと笑って指を外す
「Aは渡さないし、帰さない」
すやすやと安らかな寝息をたて眠る幼子の首に
神達はお守りを下げる
石切丸「もし逃げても、これがある限り逃げられない」
彼らの霊力が込められた小さなお守り
それは外そうとも外せないものだ
しばらくずっと幼子を眺めていた彼らは
やがて幼子の横で仮眠をとった
──────────翌朝
Aを起こさぬよう起床した我等は
それぞれ支度を始めた
朝餉の用意をしていた石切丸は、思い出したように言う
石切丸「あぁ...そうだ。三日月、教員免許...だっけ?あれ、一応取ってあったけど、それを使えばいいんじゃないかな?」
「ん?」
石切丸「キミが以前言っただろう?私に教員免許を取れと」
あぁ...言った気もしなくない
石切丸「学び舎だったかな...私が共に行けばいいかい?」
「あぁ...なるほど、お前が行けば良いのか」
なるほどなぁ
「ならばあれだ。送りは小狐丸、迎えは岩融、日中は石切丸が見張って居れば良い」
今剣「ぼくはどうなんですか!」
「今剣は同級生とやらに変装すれば良い。石切丸と共にAを見張っておけ」
小狐丸からパンフレットを出させ、俺は一枚取る
「俺は親として過ごそう...学び舎は決まった、ここだ」
時は動き出す
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風船ガム - 艦那さん» 了解しました!!ありがとうございます! (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 無自覚サイコパスさん» さて、では自分も出陣の準備しますかね.....続編了解しました!共に討ち取りますか!!w (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 粟田口1009さん» 心を鷲掴みしてしまいましたか!!了解しました!ありがとうございます! (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 紅桜さん» ....友達は普通に飲んでましたね 。推し刀パワーは凄いww たしかに何とかなるかもしれませんね! (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 紅桜さん» 三日月「ハッハッハ...愛いやつめ......本当にそれでいいのか? よしよし、これからもよろしくたのむぞ」 (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風船ガム | 作成日時:2017年12月4日 18時