はないちもんめ44 ページ44
しかし、三日月の腕がAを捉える事はなかった
何故なら
??「言っただろう。俺がいる限り、Aは渡さない、とな」
浮いたAを三日月が掴むより先に
もう一人の男がAを掴んだからだ
その人物を、私達は良く知っている
「鶯丸..」
目の前にあったのは、Aを姫抱きにしている鶯丸の姿
鶯丸「Aのお守りへ潜んでいて正解だったようだな」
三日月「鶯丸..貴様、性懲りも無く我等の前に」
辺りはざわついている
それもそうだ。いきなり現れた鶯丸と
神だと名乗った私達が睨み合っているのだから
鶯丸「それはこちらの台詞だ。私利私欲の為にならば何でもやるか...貴様らには失望したよ」
小狐丸「何を言う?其方が勝手にAの前から姿を消したのだろう。どうこう言われる筋合いなどないぞ」
岩融「今更になって、己の行動を正しいとするか?そして今、Aを親元へ帰すと?貴様とて知っているはずだぞ...それなのに今更」
「返して貰おうか?私達のAを」
しかし、鶯丸はAを離さない
それどころか信じられない言葉を私達に言った
鶯丸「主を殺したのは貴様らだろう」
「...はぁ?」
思わず眉を顰めてしまう
だってそうだろう。私達は何もしていないのだ
なのに、何故そんな仇でも見る瞳で此方を見る
三日月「何を言っているのだ。俺達は何もしていない」
鶯丸「巫山戯るな」
「それはこっちの台詞だけど?..そもそも、どうして私達が彼を殺める必要があるんだい」
鶯丸「Aを奪い返さんと動く主が邪魔だった。だから殺めた...これなら合点がいく」
父「ちょっ...貴方は誰なんですか。何の話ですか、一体......私達の子供を返して下さい」
父親が間に入るが私達は止められない
意味のわからない言い掛かりをつけられて
Aの祖父の殺人犯にされてはたまらないし
..怒りだって、生半可なもので収まらない
三日月「変な言い掛かりはやめろ。いいからAを寄越せ」
鶯丸「駄目だ」
三日月「寄越せ」
鶯丸「駄目だ」
三日月「次はない...Aを返せ」
抑えられぬ殺気を漏らしながら言った三日月を
しかし鶯丸は涼しげに見つめ、言った
鶯丸「駄目だ」
三日月「ならばもう聞かぬ。力ずくで奪うまでだ」
三日月から怒気と殺気が溢れ出した
三日月「いきなり現れたかと思えば、Aは返さぬとほざき、挙句の果てには、主を殺したのは俺達だと変な言い掛かりをつける.....もう加減はせぬぞ、鶯丸」
一触即発
まさにその状況になった時、新たな声が割り込んだ
397人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
風船ガム - 艦那さん» 了解しました!!ありがとうございます! (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 無自覚サイコパスさん» さて、では自分も出陣の準備しますかね.....続編了解しました!共に討ち取りますか!!w (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 粟田口1009さん» 心を鷲掴みしてしまいましたか!!了解しました!ありがとうございます! (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 紅桜さん» ....友達は普通に飲んでましたね 。推し刀パワーは凄いww たしかに何とかなるかもしれませんね! (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 紅桜さん» 三日月「ハッハッハ...愛いやつめ......本当にそれでいいのか? よしよし、これからもよろしくたのむぞ」 (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:風船ガム | 作成日時:2017年12月4日 18時