はないちもんめ36 ページ36
side鶯丸
俺は、今日、敢えて姿を隠し、Aを尾行した。Aの兄がおかしな行動を取り始めたからだ
まさか..こんな事になるとはな
三日月「くそっ...!」
Aの兄と対峙していた三日月の仮面が外された
三日月は咄嗟に手で顔を覆う
〈神は顔を出すべからず〉
もし、見られた場合は
そいつに生涯従わねばならなくなる
兄は三日月達の正体を知り、仮面を狙ったのだ
兄「さぁ!顔を見せろ!!」
たった数分で三日月達を見破るとは..
こいつ、只者じゃないな
三日月「巫山戯るな!貴様の様な輩に誰が素顔を晒すものか!!」
兄「仮面は飛んだ、後はお前の腕を飛ばすのみ!......縛!」
兄は三日月に向け指を組み、叫んだ
三日月「貴様...陰陽術をっ」
とたん、三日月の動きが止まった
小狐丸と今剣は、三日月が神域へと逃がした
つまり...助けはない
兄「三日月宗近...天下五剣の一つにして、一番美しいともいう、十一世紀の末に生まれた三条派が刀剣......今こそその素顔を拝ませてもらうぞ」
三日月「赦さぬぞ貴様..!」
兄「赦さぬ?ハハッ、負け犬の遠吠えか?」
男はニタニタと笑いながら三日月へ歩み寄る
三日月「なんたる失態...貴様に素顔を晒すくらいならば死んだ方がマシだ」
兄「あーそーですか。言ってろ。どうせお前は動けない...このまま素顔を見せるしか出来ないんだからよ」
兄の手が、自分の顔を覆っている三日月の腕へと伸ばされた
兄「さぁ、どんな顔をしてるんだ」
ゆっくり、ゆっくりと三日月の腕が顔から離れる
兄「今日から従ってもらおうか...三日月ぃ」
三日月「っ...」
助ける義理などありはしない
彼奴ら三条派はAを攫おうとした奴等
助ける義理など...
ありはしないが
「ひとーつ数えて遊びましょ」
兄「!なんだ...!?」
「ふたーつ数えて唄いましょ」
三日月「...これは」
「みっつ数えてまた明日。さぁさここらで帰ろうか、夜にゃ鬼がやって来る」
義理はない
だが、Aを救ってくれた恩がある
それくらいならば...返してやろう
「神を怒らしゃこの世が終わる。
祟りじゃ祟りじゃ、ちょいとそこのお兄さん。ここらで我等と遊ばぬか
なぁに心配はございやせん
その腕一つ、下さいな
それとも御霊を貰おうか
神が鬼へと変化して
其奴は黄泉へ行ったとさ」
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風船ガム - 艦那さん» 了解しました!!ありがとうございます! (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 無自覚サイコパスさん» さて、では自分も出陣の準備しますかね.....続編了解しました!共に討ち取りますか!!w (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 粟田口1009さん» 心を鷲掴みしてしまいましたか!!了解しました!ありがとうございます! (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 紅桜さん» ....友達は普通に飲んでましたね 。推し刀パワーは凄いww たしかに何とかなるかもしれませんね! (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 紅桜さん» 三日月「ハッハッハ...愛いやつめ......本当にそれでいいのか? よしよし、これからもよろしくたのむぞ」 (2017年12月27日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風船ガム | 作成日時:2017年12月4日 18時