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『え……っと、、、平田A、です!』




外の風が強くなった気がした
なんつーの?桜がぶわぁぁって感じ



君は俺の隣に居たんだ


(かわいい…)



「…ぁ…平野、紫耀です、」



『平野くんね!なんか苗字似てる!笑』



「……やな笑」



可愛い、それだけだった




『クラス替え見た??私ちっさいから見えないし
人だかり苦手で諦めたの』



理由が、同じだった、俺はでけぇけど



「ふはっ、俺も。人多すぎて諦めた」



『やっぱり?笑』



ジン「おーい、紫耀〜!!」



……




『???呼ばれてるよ??』



「あ……、うん」



『うんって笑行かなきゃ!』




かわいい




どんどん、心が揺さぶられていく



ジン「おい、紫耀!無視すんな!笑
って……、あれ、」



「……行こ、平田さん、じゃあね」




なんとなく、なんとなくだけど、
君とジンが話すのは、
仲良くするのは見たくなかったんだ



『うん、またね!』



手を振ってきた君に
俺は振り返す勇気は当然無く、
軽くお辞儀をして歩き始めたら、



ジン「あの子ってさぁ、廉の彼女?」




れん?連?レン?



ジン「俺らの中でのれんは廉しかいないでしょーに笑」




「あぁ、え!?そうなん!?」



ジンの前では、とゆーか男子の前では
いつも通りの自分なんやけど、
女子の前では冷たくなるんやおなぁ



って、それは置いといて。


え、廉の彼女?嘘やろ…



ジン「確か。
俺も喋ったことないから分かんないけど
今度聞いてみようよ!
てか、俺ら一緒だった!クラス!!」



そっか、クラス一緒はありがてぇな、
でもさっきのことが気になりすぎてそれどころやない



ジン「……なに、まさか好きになっちゃった?」



「違うって言いたいけど、かもしれない」



ジン「まじかぁ〜、まぁいんじゃね?
あの子文系だし、廉理系だし」



「あの子文系なん?」


ジン「って廉が言ってたよ」



てことは、チャンスはあるってことやな


でもこの俺の性格どうにかしなあかんし、
廉に勝てるなんてほんまに思わんし、
まず入る隙あるん?



「ふ〜ん……」



ジン「なんとかなるっしょ、頑張ろうぜ」



「おう」



頑張る、か……

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作者名:ひなた | 作成日時:2018年12月11日 19時

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