私の王子様じゃない！

#017 ページ17

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よくわからなくてポカンとしてしまう
スングァンに説明して、と目で話すと



SG「〜これがミンギュヒョン。こちらがミョンホさん。2人とも同じ大学の先輩」

『え！』

MG「ちなみにスングァンには去年からずっとソラちゃん紹介してほしいってずっと言ってました」

MH「なんでそんな自信満々なんだよ」



怒涛の展開で驚いている
同じ大学の先輩だなんて、今まで一度も話したことなかった



JN「なんだ！僕より先に知り合いだったの？」

MH「いや、勝手にこっちが知ってただけ」

JN「ソラちゃん有名人なんだね」

『ちっ、違います』



軽い女みたい写ってないかな？
ジュンさんにそう思われるのは本望じゃない



MH「美人で誰も近付けないって」

『そんなこと…、』

MG「俺ミンギュね。ミンギュオッパだよ！」

『ミンギュ先輩…』

SG「もう！ヒョンあんまり触らないの！」



グイグイくるミンギュ先輩
私とスングァンの間の席に入り込んで肩を組まれる

確かに陽気でチャラく感じるけど
なぜかいやらしさのない人でつい笑ってしまう





SG「ヒョンここで働いてたの？」

MG「働いてるのはミョンホ」

MH「バイトね」

『わぁ、かっこいい…』



バーテンダーがつける様なエプロンを見せてくれて
雰囲気がとてもお洒落でかっこいい



MH「でしょ」

『はいっ、』



ミョンホさんは意外とお喋りしやすくて
話題提供や私との距離感の取り方も安心した

それに比べてあの店長は…
とキッチンと言われる方をチラリと見た
きっとあそこで今頃昨日みたいにギラギラした目で



MH「…キッチン気になるの？」

『へっ！？』

MH「いや、見てたから」

『気になりませんっ！全然！全く！』



ついムキになって返事をしてしまった

だけど気になると言えば気になる
どんな気持ちで昨日キスしたの、とか
付き合おうって、なんで簡単に言えるのかとか



MH「おいで」



私が気になると思ったのか腕を掴まれて
勢いよく立たされて引っ張られる
意外と強引だけど、手を握ったりしないところ
ちょっと紳士的…なのかな



MH「キッチン結構いいんだよ」

『ぅ、へ？』

MH「やりやすい」



もしかして私、ミョンホ先輩に何かされる？
そのためにキッチンに引っ張られてるの？



『ゃっ、ゃだ』

MH「いいから」



コンコン)



MH「ヒョン、入るよ」



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