#147 ページ38
.
スンチョルさんの家のエレベーターは
なんとなく、なんとなくだけど、、、
SC「キスしたくなる照明だよな」
『…はい』
夜ということもあって少し薄暗くて
せっかちなスンチョルさんが住むにしては遅いスピードで
上へと上がっていく空間
SC「ん…、」
『んぅ…』
壁とスンチョルさんに挟まれて
扉からは完全に隠されるみたいにされて
何度も何度も触れるだけのキスを繰り返して
やっぱりこのエレベーターはキスがしたくなる
SC「…エレベーター遅い、」
『ふふ』
やっぱり遅いって感じていたんだなって
また彼の事が理解できたみたいで嬉しかった
ガチャ)
『…おじゃまします』
SC「どうぞ」
入った瞬間にいつもと違う香りがした
だけど本人は何も感じていないのか
それとも気付かないふりをしているのか
私もこの香りについて言うべきか言わないべきか
また寂しい時間を過ごすことになるかも
そう思ったらなかなか言い出せなかった
.
玄関でキスしなくてよかった
さすがに私は嫉妬で拒否してしまったかもしれない
SC「シャワー浴びる？」
『……はい』
SC「うん、行っておいで」
私に香りがついているわけでもないのに
なんとなく嫌で逃げるようにシャワーを浴びた
.
SC「俺も浴びてくるね」
何か感じたのかわからないけれど
優しく頬を撫でるだけでそれ以上触れてこない
だけど、どうせならめちゃくちゃにして欲しかった
その方が愛されてるって感じられたかもしれない
何も手につかないって言って
冷静になれない頭で抱いて欲しかったな、なんて
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1423人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃんこ(プロフ) - みかんさん» 【みかん様】いつもありがとうございます！まだまだ続きます〜！ (2月27日 19時) (
レス) id: 4c7e543a20 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 更新ありがとうございます😊 (2月18日 22時) (レス) @page30 id: 38bbfeab19 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんこ(プロフ) - さおりさん» 【さおり様】ありがとうございます☺️私も一生描いていきたいと思ってます！笑"もっと好きと思っていただけるように頑張ります！ (2月8日 18時) (レス) id: 4c7e543a20 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - いつも愛読させて頂いております！一生描いて欲しいと思ってるぐらい大好きなお話です！！これからも主様のペースで頑張ってください！応援しております！！ (2月6日 18時) (レス) @page1 id: 743dbfe22f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃんこ
| 作成日時：2024年2月6日 18時
