#107 ページ2
.
SC「ヤーなんでそっち座るの」
『え？？』
これから私たちの出会い(一方的な)の話をするから
向かい合ったほうが良いのかなって思って
ダイニングの椅子に座ったら怒られた
SC「こっちの方がいい」
そう言ってソファに座るように促されて
私はそっとスンチョルさんの隣に腰掛けた
後ろから大きな左腕が私の腰に回って
右手はしっかりと絡め取られる
SC「去年、ソラって専門学生だったでしょ」
『え、そうです…その時に？』
SC「そう」
私は去年まで専門学生だった
一度は普通の大学に入ったけれど
やっぱりヘアメイクの仕事がしたくて
普通の学生よりも遅れて専門学校へ入学した
『でも本当にアーティストにメイクしたりとかは…』
SC「んーモデル、してなかった？」
『………しました』
SC「俺、それ見に行ったんだ」
どう頑張ってもクラスメイトの子達の方が技術は上で
退学になっていないだけで特に目立たない私
毎年行われるコンテストだって私は選ばれなくて
ただ先生やクラスメイトの手伝いをしてた
確か最後の卒業のコンテストの時
ヘアメイクのモデルが足りないって言われて
どうせ私は施術する方ではないから暇だろうって
それでモデルに選出された
『そんな、見せられるような…』
SC「俺が見た女性の中で1番綺麗だった」
『…………っ…』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1422人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃんこ(プロフ) - みかんさん» 【みかん様】いつもありがとうございます！まだまだ続きます〜！ (2月27日 19時) (
レス) id: 4c7e543a20 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 更新ありがとうございます😊 (2月18日 22時) (レス) @page30 id: 38bbfeab19 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんこ(プロフ) - さおりさん» 【さおり様】ありがとうございます☺️私も一生描いていきたいと思ってます！笑"もっと好きと思っていただけるように頑張ります！ (2月8日 18時) (レス) id: 4c7e543a20 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - いつも愛読させて頂いております！一生描いて欲しいと思ってるぐらい大好きなお話です！！これからも主様のペースで頑張ってください！応援しております！！ (2月6日 18時) (レス) @page1 id: 743dbfe22f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃんこ
| 作成日時：2024年2月6日 18時
