煩悩が十四【End】 ページ21
僕も子も、別に叶えたい願は無さそうだ。
A「にしても、子の戦士・・・能力の割によく死ななかったな。その力は眠くなるンだろ？」
子「・・・それこそ、訓練とかそういうので鍛えられた物何じゃないかな・・・」
ここまで来て今更だが、僕たちはグルであったのだ。
この大戦が始まる前に少しばかり話をしたことがある。本当に少しで、なんか見たことがある気がする程度たったが、その縁によって、少しばかり作戦を練っていた。(神様に一着する子だからね。)
殆どが破綻して機能しなかったが。
A「まぁその、なンだ・・・優勝はお前にあげる。俺は、」
ここで僕は、ガラスの破片が散らばるその場に寝転んだ。
A「死ンだふりでもしておく。」
子は、その様子に僅かながらに笑んで
子「山分け待ってて。」
なんて、言い残して最初の建物の方に向かっていった。
・・・本当に足が速いこった。
さて。
A「・・・憂城」
卯「なあに？」
A「お前は首だけになったンだが、まだ望みを叶えたいか？」
【散り散りに殺す】
その僕の能力は、体の一部一部を切り取る事で、その部分を延命させられる。
散り散りに、体の一部だけが生きる。
実質、この能力は
【散り散りに生かす】
これの方が、正しかったのかもしれない。
僕は、ギリギリのところで、たまたま大太刀によって卯の首を跳ねることができていた。
できれば、丑なんかもまだ助けられただろうが、・・・命はこの手から零れ落ちる。そんなものだ。
卯「僕の望みは神くんとお友達になることだから他のはもういいよ！」
卯はとても元気だ。
断面図からの流血も無く、半分死体のようなものだが、卯の能力と違い、僕の意のままに操るなんてのはできない。
A「案外その願いは叶ってないかも知ンねーけど、僕は、子が無事に“優勝し終えたら”憂城の武器と首持って家に帰る。拒否権は無いからな。」
憂城は嬉しそうに、ニタァっと笑った。怖い。
こうして、第十二回十二大戦は
優勝者一名、生存者三名(憂城も生存者カウント)、死亡者九名の結果に終わるルートを辿ったのでした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿The・END＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
[あとがき]
終わりました。
終わってしまいました。
ぐだぐだでしたが、まだバレンタインが完結してないんだよね！
最後の方になるにつれて諦めが見て取れたかもしれませんが無理やり纏めるのも時には大切でした。
【オチがクソ】滅べ！バレンタイン！(泣)【終わった】5→←煩悩が十三
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蒼常 - 宇宙ノイズさん» ありがとうございます。・・・現在、このなんとなーく終わってしまった小説に、なんとなーくなその後のような番外編でも作ろうかと思いますが、どうしようかなと・・・。 (2018年6月16日 20時) (
レス) id: 50e56d9f31 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙ノイズ - ありがとうございます。俺特過ぎて発狂しました。そして現在、39.7度の高熱にうなされております←唐突 でもこの小説読んだおかげで、頭は元気になりました！！本当にありがとうございます！！更新待ってます！！ (2018年6月8日 20時) (レス) id: efb5949f21 (このIDを非表示/違反報告)
蒼常 - やだ・・・更新放置してたらこんな有り難いコメントが・・・(土下座） (2018年6月2日 23時) (レス) id: 50e56d9f31 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙ノイズ - すっごいおもしろいです！！バレンタインの丑さんと卯くんが特にwwww 卯くん楽しそうですねwww更新待ってます！！ (2018年5月14日 0時) (レス) id: efb5949f21 (このIDを非表示/違反報告)
蒼常 - あああああざます！・・・数話しないと主人公がしゃべらないという欠陥ですみませんんんんんんんんん(歓喜のあまりブリッジした) (2018年3月4日 22時) (レス) id: 50e56d9f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼常 | 作成日時：2018年1月25日 0時
