審神者さん、ヒーロー目指すらしいよ。 (ページ23)

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17話『救助訓れ』ページ23

相澤『今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイトともう1人の三人体制で見ることになった』

先生多いってことは大掛かりなやつでもするのかな

相澤『災害水難なんでもござれ「人命救助訓練」だ！』

そう言って相澤先生はRescueと書かれたカードを出した

教室はざわざわとなる

相澤先生はそれをひと睨みで一静させ、話を続けた

相澤『今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を制限するコスチュームもあるからな。訓練場は少し離れた所にあるからバスで移動する。以上準備開始』

そう言って相澤先生はスタスタと教室を出ていった

プロになった時を考えると刀あった方がいいかも………？

短刀は持ってきた。元々ジャケットは防火素材と要望を出しており懐刀を守れるようにした

でも大きな刀はみつ兄だ。太刀ということでそれなりに大きいし何より腰に下げる刀には防火が効かない。でもコスチュームの方が利便性がある…

もう仕方ないからコスチュームにした。刀は防火風呂敷に包んで背中に担ぐことに

バスまで移動すると飯田くんがフルスロットルしていた

まあバスの形態が飯田くんが想像していたものと違っていたようで落ち込んでいたけども

しかしバスは賑わいで満ちていた。

救助訓練がよほど楽しみなのかソワソワしている人達が多いようだ

まあ私もその一人なのだけれど！

私の座っている席は出久くん達の所。今さっきから『個性』についての話をしていたところだ

私はそれをじっと聞くのみ

切島『そういえば、御古都紀の個性ってどんな感じなんだ？』

芦戸『あっそれ私も気になるー！個性把握テストでも戦闘訓練でも結構あやふやだったし…』

は、話しかけられてしまった……

この場合どう答えたらいいんだろ……

『個性の使い幅広いからねー……説明しづらいんだけど、結界を貼ったり結界を貼ったあと神力の破片を作り出してそれで攻撃したり、私の個性は人間誰しも少しは保有する力を多く持っている様なものだから…』

出久『つまり、使い方によって様々なことが出来るってこと？』

『そうそう。まあ悪いことすると天罰下るけど』

切島『なんかすげーな！』

『そうかな…？』

相澤『もう着くぞ』

相澤先生の一言で辺り一帯が静まった

もうすぐ救助訓練の幕開けだ…！