マジですか!? -14- ページ14
しばらく黙ったまつじゅんくん。
「じゃあさ、どっかの研究所に調べてもらう？
もしかしたら、世界中探せば前例があるかも知れないし。」
またまた〜、世界レベルの話になって冗談ですって言うんでしょ？
まつじゅんくんの隣でうなずく相葉くん。
でも、もうだまされないよ？
僕だってそんなにバカじゃないんだから！！
「それが、一番安全かも！！」
「早速、そのテの研究所、探そう！！」
勢いよく立ち上がったまつじゅんくん。
えっ！？
今度はマジ？
「ちょちょちょちょっと〜！！そんな事したら、
二人とも確実に実験動物にされちゃうよ！！！」
慌てて引き止める僕に、
「そう？でも、戻れるかもしれないんだよ？」
的確な答えだけど…、それはちょっと…。
「でもさ〜、長期になればなるほど困るよね。」
「そう！そうなんだって！！」
あんなニノミヤに智くん預けておけないし、
僕もいつまでもニノミヤについて歩くワケにいかないし…。
「ちょっと気になってたんだけど…大野さん、取材とか大丈夫なの？
翔くん何か聞いてない？」
.
あーーーーっ！！
.
「言ってた！！」
何か言ってた！！！
「確か、次の個展の打ち合わせがどうとか言ってた…ような？」
.
相葉くんとまつじゅんくんが顔を見合わせて。
「それ、ヤバくない？」
「ヤバい！ヤバすぎでしょ！？」
今の智くん(ニノミヤ)に個展の打ち合わせなんて、
どーー考えてもムリ！！！
どうか、まだ打ち合わせが始まってませんように！！！
.
僕たちは急いで智くんのアトリエへ向かった。
.
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：四葉よつば
作成日時：2011年3月27日 1時
