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【擦り傷】✕ ページ31

貴女side


ため息をつきながら屋上へ向かう。


今日は何をされることやら…


佐「あ、ちゃんと来たんだw」


【来てって言ったのはそっちでしょ。用件は?】


佐「治先輩、好きな人いるらしいんだよね…」


…あれ、治の好きな人って佐和田さんじゃなかったの?


佐「だから、あなた先輩から消せばいいかなぁって!」


サイコ発言をした佐和田さんが、刃物を持って私に迫ってきた。







…が、持ち前の身体能力でうまいことかわした。


佐「はぁ?!なんでよけてんのよ!」


【なんでって言われても痛いの嫌だし】


そのまま佐和田さんと取っ組み合いみたいな感じに発展。


この人まじで私のこと殺す気じゃない…?


そう思った次の瞬間。







体が宙に浮いた。










と、思いきや離れていく佐和田さんの姿。


?「あなた!!!」







あ…この学校屋上のあの箇所だけ柵ないんだった…


治に気ぃ付けろって云われてたのにな…


なんでこんなときまで治のこと考えてるんだろ…









あれ、もしかして私…死ぬ…?


そこで私は意識を手離した。




治side


息を切らしながら階段をかけ登る。


すごい疲れるけど、今はそんなこと考えとる場合やない。


侑「急げ!」


教室に置いてきた弁当も今はどうだってええ。


「わかっとるわ!!」


急いで屋上のドアノブに手を掛けた。


ドアを開けると、すぐに人影が見つかった。


佐和田とあなたが取っ組み合いしとる。


はよ止めな…!


と、思った次の瞬間。





あなたが屋上の柵のない部分から落ちた。




「あなた!!!」


あんだけ気ぃ付けろっていうとったんに…!









「ツム!スマホ!もっとるか!?」


息が上がってうまく喋れへん


侑「救急車やな?!」



ツムが急いで電話をかける。


佐「治先輩っ!これなら私と…!」


「アホか!!」


佐和田の襟につかみかかった。


「人様の命危険にさらしといて…!はいじゃあ付き合いましょってならへんやろ!!ふざけるんも大概にせぇよ!!!」


佐和田の襟をつかむ手が震える。


佐「で、でも先輩っ…」


「何がでもや!二度と俺に喋りかけんな!!吐き気するわ!!」


そう吐き捨ててあなたの倒れている場所に向かう。


着くと、あなたは頭から血ぃ流して倒れとった。


「あなた…?」


応答はない。背筋が凍る。






しばらくしてそこに救急車が到着した。

【】→←【ガラス】



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ぺとら - ごめんなさいこの時まだかぐや様は告らせたい知らなくてただ書いてましたね…申し訳ないです、 (6月27日 17時) (レス) id: c83a0b7ddd (このIDを非表示/違反報告)
うさこ - タイトルってかぐや様は告らせたいのパロですかね?あってたらうれしいです! (2023年3月9日 0時) (レス) id: a2584f84ac (このIDを非表示/違反報告)
ぺとら - RIAさん» 早速読んでくださって感謝です!ありがとうございます! (2022年8月10日 16時) (レス) id: c83a0b7ddd (このIDを非表示/違反報告)
RIA - 新作も番外編も面白かったです!頑張ってください! (2022年8月10日 14時) (レス) @page13 id: 1b598030ba (このIDを非表示/違反報告)
ぺとら - RIAさん» 始めまして!ありがとうございます! (2022年8月9日 13時) (レス) id: c83a0b7ddd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺとら | 作成日時:2022年8月6日 15時

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