08 残業とココア ページ9
僕の言葉に大志万さんは驚いたのか少し目を開いた。
主『実は僕も甘いコーヒーの方が好みで…でもミルクも砂糖ももっとくださいとも言いづらくて』
Os「はぇ〜 Aくんも同じ事思ってたんやな やっぱ甘いのはええよね〜」
主『甘いのいいですよね！あ、そうだ』
os「？」
自分のデスクに向き直り鍵がかかっている引き出しを開き、中の袋を取り出す。
主『これ、実は自分用のガムシロップこっそり引き出しに入れるようにしてるんです、僕…』
os「！？…ﾌﾌｯ、あははは！｣
バーンっ！とガムシロップの入った袋を見せると大志万さんは少し驚いた後に勢いよく笑いだした。
os「あははっAくんは天才やね！なぁ今度それ俺にも頂戴？」
主『ぜひ！いつでも使ってください！』
意外な反応をされて少し驚いたが、大志万さんにあげる約束をしてしまった！嬉しすぎて顔が溶けていないか心配になる。
2人で休憩をした後また打ち込み作業に戻る。
糖分を取ったおかげか脳が回復し作業効率が上がった気がする。
自分が打ち込みが終わった頃には大志万さんは既にコピー機の方にいた。
主『お疲れ様です！打ち込み終わりました』
os「ん、お疲れ様 頑張ったね」
自分もデータを入れたUSBを片手に大志万さんの横に立つ。
コピー機からは大志万さんが打ち込んでくれた資料2が出てくる。それを眺めていると、
どこからか着信音が聞こえてくる。
os「ちょっとごめんな、電話出てくるわ」
大志万さんの携帯からのようだ。
主『あ、はい分かりました』
大志万さんは少し離れた所に行き電話に出る。
あいにく社内は静まり返ってるので多少の喋り声が聞こえてきてしまう。
特に印刷中は何もすることがなく、耳が音を拾ってしまう。
os「あー今日……やったんか…すまんな…別日に…」
所々コピー機の音で聞こえないところもあるが
主(もしかして、なにか用事があったんじゃ…もしかして彼女さん…とか？)
無理に手伝ってくれたのでは？などと頭の中にグルグル不安な考えが流れ込んできた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 549人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トコハ(プロフ) - うあっ好きぃ (2021年8月2日 0時) (
レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ノアール - バナナ食べながら見てます 更新頑張ってください! (2019年6月23日 17時) (レス) id: f5c190cce1 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬 繭 - ん"ん"ん"っ…最高…突然失礼しました…更新頑張ってください。待ってます!! (2019年6月17日 21時) (レス) id: 6d8648ded8 (このIDを非表示/違反報告)
月羽矢 影夜@クリーパー - コメント失礼します!!返信の仕方ですがコメントをした方の所に(レス)ってありますよね?そこをクリックして返信を書いたら返信出来ます!!他に何か分からなければ私に聞いてください!!楽しく作品読ませていただいております!!更新頑張ってください!! (2019年6月17日 21時) (レス) id: bd5cb82bbf (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - エミしゃんいない…でもマンちゃん尊い… (2019年6月17日 7時) (レス) id: cf98ce3177 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鬱ｺﾞﾘﾗｧ | 作成日時：2019年6月8日 14時
