【ｄ!】僕の上司になった人は【os】【男主】

01 異動 ページ2

｢Aくん、ちょっといいかな｣

上司に名前を呼ばれ顔をあげた。
この先言われることは何となく分かっている。
自分の仕事を途中に上司の後ろをついて行く。

少し離れた上司のデスクに着くと資料を渡される。

上司｢だいぶ前から言っていたと思うが、来月から大阪の方の会社に異動してもらうことになった｣

主(あぁ、ついに来たか)

主『分かりました、お忙しい中ありがとうございます』

受け取った資料、異動先の説明に目を通す。
どうやら仕事内容はあまり変わらないらしいが、当たり前だが上司や環境など色々と代わる。

主(早めに大阪に住むところ探さなければいけないな…できれば会社の近くに)

などと考えているからか顔に影ができる。それを見ていた上司は

上司｢Aくんはここでもかなり優秀だったからそこの会社でもきっと出来るだろう。頑張ってね｣

少し口調を優しく言いきり自分の仕事に戻り始めた。

主『ありがとうございました、失礼します』

と頭を下げ自分の席に戻った。

主(大阪か…何回か出張で行っていたが、いざそこで暮らすとなると大変かもな…ちゃんと馴染めるだろうか)

うんうんと唸りながらこれから先のことを考え不安になりながらも今月までの自分の仕事を再開した。

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